フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
輸入 (アメリカ盤) |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2013年05月21日 |
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規格品番 |
CDIL2011 |
レーベル |
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SKU |
634457578722 |
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 00:33:10
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1.[CD]
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1.Head in the Dirt
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2.Family
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3.Skinny Little Girl
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4.Penny
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5.Nobody Move
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6.Can't Win 'Em All
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7.Pay No Mind
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8.Save Me
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9.Low
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10.Sinking in the Sand
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11.House on Fire
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50~60年代のロックンロールから影響を受けているという予備知識を得ていたせいか、〈エディ・コクランが地上に降りてきて現行のガレージ・ロック的なものをやっている〉とか言ってみたくなった。"Family""Nobody Move"などは〈現行の〉なんて断り書きも不要なほど直球なロックンロールだし、ブラック・キーズのダン・オーバックをプロデューサーに担ぎ出して、かつてのストレイ・キャッツみたいに青い衝動をストレートに表出したルーズでパンクな楽曲には小賢しい細工がなく、とても清々しい。アラビックな(?)音使いやスケーター文化の中心にいた人ならではの発想と言えなくもないリリックで、さりげなく出自を匂わせながらコミカルにロックする先行曲"Penny"は、シーロー・グリーンやブルーノ・マーズばりの明快さ。また、ボ・ディドリー・ビートで突き進む"Save Me"は、ロックンロール回帰したラファエル・サディークの近作にも通じていて……と、西海岸ならではの自由闊達な雰囲気と2010年代的なミクスチャー感覚を持つこの路上の歌い人は、ともすればソウル/ファンク方面に向かいそうな気配も秘めていて、本2作目『Head In The Dirt』を聴きながらその可能性を探りたくなってしまう。
bounce (C)林剛タワーレコード (vol.356(2013年6月25日発行号)掲載)
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グラミー受賞後も凄い勢いで仕事をしているブラック・キーズのダン・オーバックがプロデュースを手掛けたセカンド・アルバム『Head In The Dirt』だ。主役のハンニ・エル・カティーブが作る音楽は、50年代~60年代のロックに大きく影響を受けていて、そのなかでも特にガレージ・パンクのエッセンスを多分に含んでおり、とてもエネルギッシュかつパワフルなもの。しかし、もともとはHUF(US西海岸のストリート・ブランド)のクリエイティヴ・ディレクターだったというだけあって、そこには常にスタイリッシュな雰囲気が漂っている。その頭ひとつ抜けたセンスが評価され、ナイキやストゥーシーなどのCMに曲を提供。前作『Will The GunsCome Out』からの1年半で知名度は急上昇した。で、プロデューサーのダン自身も、やかましくて引っ掛かりがあって、プリミティヴで破壊的なパワーに満ちたオリジナルのガレージ・パンクを現代的に仕上げる名人なだけに、この両者の相性が悪いわけはない。ファズの扱い方などは往年のリスナーもグッとくるものになっているし、CMタイアップが多いことからもわかるように、ガレージなんか知らなくても一聴して耳に残るキャッチーな部分だって持ち合わせている。これはもしかするともしかするぞ……な凄い一枚。グラミーも十分に狙えそう。
bounce (C)吾郎メモタワーレコード (vol.356(2013年6月25日発行号)掲載)
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