昨年10月にソロデビューを果たした川畑 要の1stアルバム。オリコンWeeklyチャート8位を記録したデビュー曲「TOKYO GIRL」をはじめ、2ndシングルの表題2曲これまでソロツアー等で披露してきた楽曲も初CD音源化。さらに安室奈美恵、EXILEなど国内外を問わず数多くのR&Bアーティストの楽曲をプロデュースするT.Kura&michicoの手による楽曲を新録した他、マドンナ、Chris Brownらの楽曲を手掛ける米国の人気シンガー&プロデューサー・ユニット"Jackie Boyz"の提供によるミディアムナンバーも収録。各仕様ともボーナストラックとして未発表の新作3曲を加えた全15曲を収録予定。初回生産限定盤にはシングルのMVの他に、ドキュメントムービーを収録。なおアルバムタイトルはソロシンガー川畑 要のスタート地点という意味と、これまで心に温めてきた音楽の「Output」また唯一の存在を目指す「Originality」の頭文字になぞらえて'0'(※読み方「ゼロ」)と名付けられた。 (C)RS
JMD(2013/03/28)
CHEMISTRYの活動休止後初となるソロ作。自身がUTA&谷口尚久と組んだ制作ユニット=KUTによる楽曲を中心に据え、EDM以降のUSシーンに対応しつつ、R&B表現に長けたK-Pop勢にも目を向けて"S.B.M.S"を韓国で作るなど、トレンドへの鋭敏さが際立つ内容。アウトプットの〈O〉という意味も込めた表題然り、これまでに培ったシンガーとしての円熟味と、現行で吸収した今様の表現とが高い次元で発露した快作だ。
bounce (C)池谷昌之
タワーレコード(vol.356(2013年6月25日発行号)掲載)