UK発シンガー・ソングライター、ダイドの4年ぶり(2013年時)通算4枚目となるアルバム。前作は愛する父を亡くすという悲しみも反映された作品だったが、今作はダイドが母となって初めて作られた作品。ダイド自身がソングライティング/プロデュースを手掛けているが、兄でああるロロ・アームストロングを始め、共作者/プロデューサーには豪華な面々が参加。 (C)RS
JMD(2013/03/02)
約3000万枚のトータル・セールスと数々の記録・受賞歴を誇り、本国UKのみならず世界中の人々の心を魅了してきたダイド、約4年ぶり待望の新作が遂に完成! 前作は愛する父を亡くすという悲しみも反映された作品だったが、今作はダイドが母となって初めて作られた作品。タイトル「Girl Who Got Away」について“世間から一歩離れ、新しい家族を築くという幸福な冒険と同時に、新たな作品を完成させるという誇るべきことをやり遂げた自分自身のことでもある"と本人も語る通りの自信作。今作でもダイド自身がソングライティング/プロデュースを手掛けているが、兄でありFaithlessのメンバーでもあるロロ・アームストロングを始め、共作者/プロデューサーには豪華な面々が参加。プロデューサーにJeff Bhasker(Bruno Mars、Taylor Swift)、Greg Kurstin(Ke$ha、Rita Ora)、またBrain Enoもプロデューサー/コラボレーターとして参加。ラッパーのKendrick Lamerの参加も話題に。勿論主役となるダイドの唯一無二のヴォーカルと輝くばかりの透明感を放つ音世界は健在だ。
発売・販売元 提供資料(2013/02/22)
結婚・出産を経て4年半ぶりの新作が完成! 伝統的なケルト音楽にまでリーチしたオーガニックな質感の前作に対し、今回は2003年作『Life For Rent』をアップデートしたような、テン年代のトリップ・ホップ盤とも言うべき一枚に仕上がっております。引き続き実兄のロロ(フェイスレス)やブライアン・イーノも腕を振るっていますが、鍵を握るのは新たに手を組んだプレイン・パット、ジェフ・バスカー、リック・ノウルズの3人。ケンドリック・ラマーとの"Let Us Move On"、うっすらドラムンベースを敷いた"Blackbird"をはじめとする官能的な密室瞑想ポップは、デライラやライを愛聴している方ならドンピシャなはずです。そうそう、ベニー・ベナッシらのリミックスも聴ける日本盤が断然お得だと思いますよ。
bounce (C)山西絵美
タワーレコード(vol.354(2013年4月25日発行号)掲載)