古楽団体リゲリアーナが歌い、語る
カロリング・ルネサンスの一大叙事詩集
★『カルミナ・カロリンギアーナ』は、9世紀から10世紀頃に作られた詩を集めた歌曲集。その大部分はラテン語で書かれた世俗歌で、カロリング・ルネサンスの世俗音楽の響きを今に残す貴重な資料の一つとして知られています。このたび、中世音楽の再発見と復興演奏に積極的に取り組むフランスの古楽団体「リゲリアーナ」が、この歌曲集におさめられた叙事詩に焦点を当てた希少なアルバムをリリースする運びとなりました!葦笛や竪琴、シターン(ギター)、ベルといったシンプルな器楽隊の上に、ソリストたちの素朴な歌声が響き渡ります。中世音楽、あるいはカンティガ集などがお好きな方には是非ともおすすめしたい注目盤です。
★叙事詩で歌われているのは、カロリング・ルネサンス期のフランク王国に起こった大事件の数々。カール大帝の崩御や、フランク王国を3分する契機となったフォンタネの戦い、聖フロラン修道院の大火事……人々を揺るが巣した"スクープ"の数々が、時に迫真の語りも交え、活き活きと歌われていきます。また、当時はヨーロッパ各地から学者が集められ、古典文化の再興が盛んだった時代。キリエとしても良く歌われる、ボエティウスの代表詩「おお輝く星の作り主よO stellifeeri conditor orbis」も収録されています。ブックレットにはラテン語歌詞に加え、英・仏対訳も掲載。
キングインターナショナル
発売・販売元 提供資料(2013/02/04)