デヴィッド・ボウイの10年ぶり(2013年時)となるアルバム『THE NEXT DAY』に合わせてカタログを高品質BSCD2でリリース!今作は2002年に発表されたソニー・ミュージック移籍第一弾アルバム。盟友トニー・ヴィスコンティが共同プロデュース、カルロス・アロマー、ピート・タウンゼントなどがゲスト参加。 (C)RS
JMD(2013/02/02)
移り変わり行くロック・シーンにありながら、常に孤高の存在としていつも時代の先端を突き進み、新たな姿をみせてくれるボウイ。67年ソロデビュー以来、70年代はグラムロックの創設者、白人のソウル・R&B、ニューウェーヴ、80年代の『レッツ・ダンス』での世界制覇・映画出演など...常に変身をとげてきたロック界最重要アーティストの一人。10年ぶりの新作『THE NEXT DAY』に合わせてカタログを高品質BSCD2でリリース! 今作は2002年作品。デヴィッド・ボウイのソニー・ミュージック移籍第一弾。盟友トニー・ヴィスコンティが共同プロデュース、カルロス・アロマー、ピート・タウンゼントなどがゲスト参加。ベルリン3部作を髣髴させるような完成度で、あまりにも美しくも凍りつくような名曲の数々。ボウイの新たなる到達点を示した傑作。ボウイ自身のレーベルとして2001年に設立した"ISO"からの初リリースでもある。
発売・販売元 提供資料(2013/01/25)
デヴィッド・ボウイは周囲に対しても音楽に対しても腰が低い。ティン・マシーンなんて時期はもっとも腰が低かった。でもそこには自分のアートへの慎重な検証と本能とのせめぎ合いがいつもあったわけで。そんなこんなで試行錯誤の90年代が過ぎ、21世紀に入って初めて登場したこの新作。ここには思索者ボウイの揺るぎなきマナーと官能(歌声)がしっとりと織り込まれていて、まるで美しく装丁された一冊の本のようだ。トニー・ヴィスコンティとの22年ぶりの〈再開〉にもノスタルジックな緩みはない。トニーの緻密なスタジオ・ワークにゆっくりと導かれて、艶やかに喘ぐボウイの歌声。そこには自分の脆さを作品として美しく結実させるアーティストだけが持つ色気が溢れている。常にコラボレーターとの信頼関係が傑作を生んできたボウイが、ふたたび盟友とともに聴かせるラヴとセクシー。やっぱり天才でした。
bounce (C)村尾泰郎
タワーレコード(2002年6月号掲載 (P98))
やはりだめだった。声が出てません。ボウイさんこれ以上がっかりさせないでください。