デヴィッド・ボウイの10年ぶり(2013年時)通算30枚目となるアルバム。盟友トニー・ヴィスコンティをプロデューサーを迎えた、「過去と未来を繋げる」作品であり「かなりロック」な作品。ボウイの典型的な名曲を期待する人も、革新的で新しい方向を求める人も堪能できる一枚。 (C)RS
JMD(2013/02/01)
通算30作目のアルバムは数多くの名盤を共に作りあげた盟友トニー・ヴィスコンティがプロデュース。彼曰く「過去と未来を繋げる作品」であり「かなりロック」な作品、「ボウイの典型的な名曲を期待している人も、革新的で新しい方向を求める人も堪能できる内容」とのこと。2013年初春から世界を驚かせた話題の新作!
発売・販売元 提供資料(2013/01/18)
Where Are We Now?の配信から間髪入れず、このうえなくキャッチーな佇まいで現れた10年ぶりのニュー・アルバム。考えてみれば往年のボウイは作品を出すたびに過去を過去に変えてきた人なので、このジャケはちょっと説明的すぎる気がしなくもないが、まんまと〈ベルリン3部作〉のことを連想させられてしまえば、各々の耳の奥に往時の名盤たちが借景として浮かび上がってくるということだ。そんな無意識も込みで一聴した感触では、ボウイ史上最高に美しい"Fantastic Voyage"で始まる『Lodger』の穏やかな濃密さが思い起こされる。イーノの特殊効果でばかり語られがちなその3部作と同じく、プロデュースはトニー・ヴィスコンティ。そんなわけでボウイは悠々と翌日を迎えた。聴き手はいまどこにいる?
bounce (C)出嶌孝次
タワーレコード(vol.353(2013年3月25日発行号)掲載)