1999年のデビュー以来、アルバム3枚で約3000万枚という全世界トータル・セールスと数々の記録・受賞歴を誇り、本国UKのみならずUSを始めとした世界中の人々の心を惹きつけ魅了してきたダイド、約4年振りとなる世界待望の新作が遂に完成! 前作では愛する父を亡くすという悲しみも反映された作品だったが、今作はダイドが母親となって初めて作られた作品。タイトル「Girl Who Got Away」について、"世間から一歩離れ、新しい家族を築くという幸福な冒険と同時に、新たな作品を完成させるという、誇るべきことをやり遂げた自分自身のことでもあるの"と本人も語る通りの自信作で、"プレッシャーもなく、本当に自然に作ることが出来た作品"となっている。今作でももちろんダイド自身がソングライティング/プロデュースを手掛けているが、共作者には豪華な面々が名を連ねる。プロデュースにはこれまでと同様に、兄でありFaithlessのメンバーでもあるプロデューサー、ロロ・アームストロングが参加。他にもRick Nowels(Lana Del Rey、Colbie Caillat)、Jeff Bhasker(Bruno Mars、Taylor Swift)、Greg Kurstin(Ke$ha、Rita Ora)もプロデューサーとして参加している一方、前作に続きJohn Brion(Aimee Mann、Fiona Apple)やBrain Enoもプロデューサー/コラボレーターとしても参加している。また先行シングルには、ラッパーのKendrick Lamarも参加し話題となっている。もちろん主役となるDidoの唯一無二のヴォーカルと、輝くばかりの透明感を放つ音世界は健在だ。
発売・販売元 提供資料(2013/02/04)
結婚・出産を経て4年半ぶりの新作が完成! 伝統的なケルト音楽にまでリーチしたオーガニックな質感の前作に対し、今回は2003年作『Life For Rent』をアップデートしたような、テン年代のトリップ・ホップ盤とも言うべき一枚に仕上がっております。引き続き実兄のロロ(フェイスレス)やブライアン・イーノも腕を振るっていますが、鍵を握るのは新たに手を組んだプレイン・パット、ジェフ・バスカー、リック・ノウルズの3人。ケンドリック・ラマーとの"Let Us Move On"、うっすらドラムンベースを敷いた"Blackbird"をはじめとする官能的な密室瞑想ポップは、デライラやライを愛聴している方ならドンピシャなはずです。そうそう、ベニー・ベナッシらのリミックスも聴ける日本盤が断然お得だと思いますよ。
bounce (C)山西絵美
タワーレコード(vol.354(2013年4月25日発行号)掲載)