『Light Mellow和モノ669』『和ジャズ・ディスク・ガイド』共通掲載作品!ジャパニーズR&Bシンガーの先駆け、宮本典子の鈴木勲プロデュースによるAOR~クロスオーヴァー・ヴォーカル名盤が遂にCD化!!
後にトリオ・レコード~カサブランカ(ポリスター)~ビクターなどレーベルを渡り歩き、作品毎に歌謡曲、ニューウェイヴ、ブラコンなど様々な時代のトレンドも巧みに取り入れたサウンドでファンを魅了する和製R&Bディーヴァの先駆け、宮本典子のジャズ~クロスオーヴァー要素が最も強いアルバム。人気ガイド本『和ジャズ・ディスク・ガイド』でも紹介され和ジャズ・ファンからも注目を集め、CD化を求める声が高まっていたファースト・アルバムがついに奇跡の紙ジャケCD化!!
この『PUSH』は宮本典子のファーストであるが、実は彼女自身、駆け出しの新人ではなかった。プロとして歌い始めたのは、ディスコが全盛時代を迎える前の74年。赤坂の伝説的ディスコMUGENで、バンドのヴォーカリストとして初ステージを踏んだのだ。彼女は元々、“ゴー・ゴー・ガール”と呼ばれるダンサーの一人としてMUGENに出入りしていた。が、そこに出演したティナ・ターナーやマザーズ・ファイネスト(ジョイス・ケネディを擁するファンク・ロック・グループ)のライヴを観て、その圧倒的パフォーマンスに感化され、グッチ裕三(vo)や故ウガンダ(ds)といった後のビジー・フォーの面々と“スリー・チアーズ”なる7人組を組んだのである。レパートリーの中心は、グラハム・セントラル・ステーションやルーファス&チャカ・カーンなど。この時の経験が渡米後に活きたワケだ。やがてディスコやライヴ・ハウスのみならず、米軍キャンプでもプレイするようになった彼らは、レコード会社の目に止まって、L.A.でのレコーディングに臨んだ。だが方向性の違いからデビューは見送られ、バンドも解散へ。そんな時に知り合ったのが鈴木勳だった。
~鈴木の下で歌ったのは、ジャズと言うより、その頃に流行りだしたクロスオーヴァー/フュージョン。もちろん幾つかのスタンダード・ナンバーも鈴木のアレンジで歌った。その頃は笠井紀美子や中本マリらの活躍で、日本の女性ジャズ・シンガー・シーンが盛り上がり始めた頃。後に“ネクタイ族のアイドル”として大人気を博す阿川泰子がデビューしたのも、まさにmimiと同じ78年だ。
~プロデュースはもちろん鈴木勳で、スタジオにはソウル・ファミリー全員が集まった。当時は無名の若手ばかりだったこの顔ぶれが、今ではすっかりスゴイことになっている。
まずピアノとソリーナ(ストリングス・シンセサイザー)を弾いているのは、マライアやKAZUMI BAND(=渡辺香津美)を経て、今ではスピッツ、コブクロ、森山直太朗らのプロデューサーとして名高い笹路正徳。ギターは、日本のフュージョン・シーンにセンセーションを巻き起こした『ギター・ワークショップ』に参加し、今や孤高のジャズ・ギタリストとなっている秋山一将。ベースは桑田佳祐や小林武史、渡辺美里や東儀秀樹などのサポートで知られる樋沢達彦。唐木裕治(g)、土肥晃(b)、横山達彦(perc)ら他のメンバーも、それぞれ豊富なキャリアを持っている。~解説より一部抜粋
発売・販売元 提供資料(2022/07/04)