お取り寄せの商品となります
入荷の見込みがないことが確認された場合や、ご注文後40日前後を経過しても入荷がない場合は、取り寄せ手配を終了し、この商品をキャンセルとさせていただきます。
フォーマット |
書籍 |
---|---|
構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2012年12月11日 |
---|---|
規格品番 |
- |
レーベル |
|
ISBN |
9784560082607 |
版型 |
四六 |
ページ数 |
420 |
ナショナリズムと一見無縁なモーツァルトのイメージや作品を、ナチスはいかに政治的に利用していったか。文化の歪曲の実態とユダヤ系音楽家たちの苦闘を、膨大な史料から検証する。
「ドイツ民族の偉人」モーツァルトの時代
ナチスが芸術を、民意を誘導するための有力な手段としたことはよく知られている。音楽においては、ワーグナーの高揚と陶酔に満ちた音楽を利用した。オペラの素材となっている神話・伝説のゲルマン的要素を強調し、アーリア民族の優越性の表現と位置づけることで、自らの文化的支柱としたのだった。
あまり知られてこなかったが、実はナチスはモーツァルトをも大いに利用していた、というのが、本書が明らかにする意外な事実である。およそナショナリズムとは無縁な印象のモーツァルトを、「力に満ちた若きドイツ人の象徴」、また「ボルシェヴィキから守るべきドイツ文化の絆」と謳い上げたのだった。ただし、モーツァルトにはナチスのイデオロギー上、やっかいな点が三つあった。ドイツではなくオーストリア出身で、フリーメイソンの会員、しかも重要なオペラでユダヤ人台本家と協働していることである。オーストリア併合によって彼をドイツ人としたナチスは、数多い音楽学者を動員してあの手この手で不都合な事実を糊塗し、国内外へのプロパガンダに、また占領政策に用いるべく、資金も労力も惜しみなくつぎ込んでいく。
芸術の歪曲の実態を、膨大な資料から検証する一冊。
構成数 | 1枚
目次 |
第1章 プロローグ 一九三一年 モーツァルト・イヤー
第2章 ドイツ人モーツァルト
第3章 モーツァルトとフリーメイソン ナチスに不都合な問題
第4章 モーツァルトをアーリア化する
第5章 モーツァルト・ディアスポラ
第6章 「真に人道主義的な音楽」亡命者たちのモーツァルト
第7章 モーツァルト上演とプロパガンダ オーストリア併合から大戦集結まで
第8章 ドイツ帝国主義に利用されるモーツァルト
第9章 エピローグ ナチスの遺産
付録1
一九四一年十一月二十八日、帝国指導者バルドゥール・フォン・シーラッハによる第三帝国ウィーン・モーツァルト週間開幕コンサートでの歓迎演説
付録2
一九四一年十二月四日、ウィーン国立歌劇場における、帝国大臣ヨーゼフ・ゲッベルス博士によるヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト没後百五十年記念演説
-
1.[書籍]
欲しい物リストに追加
コレクションに追加
サマリー/統計情報
![](/ec/Images/img19/ec/common/%e3%82%bb%e3%83%96%e3%83%b3%e3%83%ad%e3%82%b4%e3%82%a2%e3%82%a4%e3%82%b3%e3%83%b3.png)
お早めのご注文で発売日前日にお届けいたします
山口県・四国・九州・沖縄県
フラゲ注文受付期間は地域によって異なります。
お住まいの地域をご確認ください。
![](/ec/Images/img19/ec/common/%e5%ae%85%e9%85%8d%e3%83%95%e3%83%a9%e3%82%b2%e5%9c%b0%e5%9b%b3.png)
発売日前日
にお届けします発売日当日
にお届けしますフラゲ注文受付期間は地域によって異なります。
お住まいの地域をご確認ください。
![](https://beacon-recommend.tower.jp/beacon.gif?log=access&tracking_id=d2d403c4-46ee-45aa-a6b8-2397b1d31596&item_id=i3198554)