ソーシャルメディア時代のポップグループ"さよならポニーテール"のセカンド・フル・アルバム。2名のヴォーカルを新たにメンバーに迎え、12人体制になったさよポニ。本作は、ヴォーカル、そしてサウンド共にこれまで以上にバラエティに富みつつも、デビュー・アルバムのさらに上を行くポップ&キャッチーな仕上がりの作品。 (C)RS
JMD(2013/02/23)
あらゆるポップカルチャーを自在に横断する新しいスタイルの活動を展開する、ソーシャルメディア時代のポップグループ"さよならポニーテール"。これまで一度もライブを行わず、MySpace・TwitterなどWEB上のみの活動ながら、その新しいスタイルとかわいらしい絵柄、そして普遍的な音楽性が口コミで広がっています。メンバー募集から選ばれた2名のボーカルを新たにメンバーに迎え、12人という新体制になったさよポニの本アルバム、ボーカル、そしてサウンド共に、これまでで最もバラエティに富みつつも、デビューアルバムのさらに上を行くポップ&キャッチーな作品に仕上がっています。
発売・販売元 提供資料(2013/01/09)
コミックの刊行などマルチメディア的な展開を見せるグループのセカンド・アルバムは、昨年末に2人の新メンバーが加入したことにより、音楽的なヴォキャブラリーが増え、アレンジ面での参照項がより幅広くなった印象。モータウン調のスウィート・ソウルや疾走感溢れるギター・ポップ、80年代歌謡曲風まで網羅し、大瀧詠一やフィル・スペクターの影をちらつかせたかと思えば、初回盤には映画「モテキ」のコンピで披露したCHAGE and ASKA"SAY YES"のカヴァーも。さらにはBiSやlyricalschoolの参加もあり、現在のアイドル文化との接点も明示している。自身の立ち位置を見据えたうえでポップ・ミュージックの歴史を俯瞰したような、メタ的かつ全方位的なスタンスがより浮き彫りになった作品。
bounce (C)土佐有明
タワーレコード(vol.353(2013年3月25日発行号)掲載)