通算13作目となる新作『フォーエバー・エンデバー』は、「シークレット・ハート」他を収録したファースト・アルバム『ロン・セクスミス』(1995)をはじめ、これまで何度もコンビを組んできた盟友ミッチェル・フルームが、再びプロデュースを担当。今作は2011年にフルーム所有のサンタ・モニカのスタジオでレコーディングされ、エンジニアにDavid Boucher、バック・ミュージシャンとしてPete Thomas(Dr)、Bob Glaub(Ba)、Greg Leisz(Pedal Steel)等が参加。前作『ウィズ・ロング・プレイヤー・レイト・ブルーマー』の流れを汲んではいるものの、前作プロデュースのBob Rockが手がけたグリッターなサウンドではなく、ソフトでナチュラルな仕上がり。ビタースイートで内省的な作風をより一層打ち出している。先行で配信された「シー・ダズ・マイ・ハート・グッド」は「真っ直ぐなラブ・ソング(ロン)」で、シンプルでナチュラルな構成ながら、さりげないサックスの音色が心地良い一曲。シンガー・ソングライターの黄金期ともいえる60~70年代に想いを馳せながらこの曲を書いたとのこと。
発売・販売元 提供資料(2013/01/17)
カナダ出身のシンガー・ソングライター、ロン・セクスミスの約1年半振り(2013年時)通算13作目となるアルバム。1995年発表のファースト・アルバムをはじめ何度もコンビを組んできた盟友ミッチェル・フルームがプロデュースを担当。ナチュラルでやわらかな歌声と、上質の毛布のような温かなメロディー、希望と優しさ、癒しに満ちた作品。 (C)RS
JMD(2012/12/18)
2年ぶりの新作は、デビュー作『Ron Sexsmith』など数々の名盤を共に作ってきたミッチェル・フルームがふたたびプロデュースを担当。アコギやストリングス、ホーンなどの優しい音色とロンセクの歌声に心癒される、そんな一枚です。ボブ・ロックをパートナーに迎えた前作が陽性ヴァイブに満ちた派手な作りだったので、今回の内省的な仕上がりに喜んでいるファンも多いことでしょう。〈らしさ〉炸裂、安心して聴けます。
bounce (C)赤瀧洋二
タワーレコード(vol.353(2013年3月25日発行号)掲載)