2012年から2年の間に、ミニ・アルバムを含む4枚のアルバムを畳み掛けるようにリリースし、アーティストとしての着実なステップアップと旺盛な創作力を見せつけてきたSHANTI。前作『LOTUS FLOWER』から1年、これまでで最も長い期間を経て制作されたこのアルバムは、これまでで最もシンプルで「ジャズ然」とした造形を呈する作品となりました。前作でアグレッシブにグルーヴを牽引した<バンド・サウンド>からうって変わり、制作のパートナーにクリヤ・マコト氏を迎え、ピアノ、フェンダー・ローズを中心とした<コンボ>へと変貌を遂げました。そして、その時改めて露わになるSHANTIのヴォーカル表現の味わい深さを引き出すために、本作では再びカヴァー曲を中心にアルバムを構成。これまでもライヴでパフォーマンスを重ねてきたビル・エヴァンス、ジョー・サンプルらの楽曲はもちろん、リッキー・リー・ジョーンズで見せるエキセントリックなスタイルのヴォーカルや、太田裕美“木綿のハンカチーフ”、ポリス“見つめていたい”など明らかに毛色の違う楽曲たちを共通のアプローチへ引き寄せていく様など、SHANTIの以前にも増してストイックな<ヴォーカル・マインド>の美学が全体に貫かれた作品となっています。
日本コロムビア
発売・販売元 提供資料(2012/12/18)
女性ジャズ・シンガー、Shantiの1年ぶり(2013年時)となるアルバム。制作パートナーにクリヤ・マコトを迎えることで、前作の「バンド・サウンド」から、ピアノ、フェンダー・ローズを中心とした「コンボ」へと変貌を遂げた作品。ヴォーカル表現の味わい深さを引き出すために、ビル・エヴァンス等のカヴァー曲を中心に構成。 (C)RS
JMD(2012/12/18)