ゴールデン・グローブ賞にもノミネートされた女優、エミー・ロッサムが色褪せることない永遠のスタンダード・ナンバーで12か月を彩る。今作は2007年にリリースされた『INSIDE OUT』に続くアルバムとなる。アルバムのプロデュースを手掛けるのは、エミーの友人でもあり、『INSIDE OUT』のプロデューサーでもあるStuart Brawley。「歌のカレンダーを作りたい」という今作のコンセプトをエミーが思いついたのは2012年冬のこと。12か月それぞれを表すような曲を歌いたいと彼女が選んだのは「Summer Wind(6月)」、「Apple Blossom Time(5月)」、「Autumn Leaves(10月)」、そして「Pretty Paper(12月)」など。レコーディングが行われたのはロサンゼルスにあるThe Villageスタジオ。「(曲のオリジナルがレコーディングされた)当時のサウンドをそのまま再現したかった」と語るように、曲のレコーディングは、大きなスタジオに集められたバンドをバックに、ヴィンテージのマイクを前にしたエミーが歌うという、古き良き時代の方法そのままで行われたという。「子供の頃から聞いていたBessie Smithのような1920年代のレコードのサウンドが大好きなの」という彼女の意向で、音は全てテープに録音されたという。このアルバムに収録されている楽曲を実際に知っている年代は勿論、自分の様なもっと若い世代にきいてほしいと思っているエミー。「ずっと音楽をもう一度やりたいと思っていたの。このような音楽―シンセサイザーやコンピューターによるサウンドが生まれるずっと前にあった様な、ただ誰かがマイクの前に立って歌っている、シンプルだけど美しい歌をね」。セピア色に見えながらも、鮮やかな彩りで輝いている珠玉のスタンダード・ナンバー。銀幕の歌姫、エミー・ロッサムが誘う12か月のセンチメンタル・ジャーニーの幕は今上がったばかり―。
発売・販売元 提供資料(2013/01/25)
映画「オペラ座の怪人」のクリスティーン役でゴールデン・グローブ賞にノミネートされた女優の本格的なシンガー・デビュー作。コンセプトは〈歌のカレンダー〉で、12か月それぞれを象徴するスタンダードが自身によって選ばれている(ブックレットもカレンダー仕立て!)。1920年代のレコードを意識したという程良いアナログ感も、耳元で歌われているかのような気分を演出。アレンジ良し、歌良しの贅沢な一枚だ。
bounce (C)内本順一
タワーレコード(vol.353(2013年3月25日発行号)掲載)
映画『オペラ座の怪人』の歌姫クリスティーン役でその美声を披露した女優エミー・ロッサムが、ドリス・デイやフランク・シナトラなどが歌った永遠のスタンダードの名曲を取り上げる。バンドをバックにヴィンテージ・マイクを使用した古き良き時代のスタイルを取り入れたシンプルなスタイルは確かな技術と表現力、そして伸びのある清涼感のある美しい歌声をより際立たせる事に成功している。ジャズシンガー、エミー・ロッサムの誕生ですね。
intoxicate (C)廣瀬毅
タワーレコード(vol.102(2013年2月20日発行号)掲載)