アンクル・テュペロでの活躍でも知られるジェイ・ファーラーを中心に1994年に結成されたオルタナ・カントリー・バンド、サン・ヴォルト。全米44位を記録したRounder移籍第一弾の6thアルバム『American Central Dust』に続く4年ぶりの新作。ファーラーが創り出すサウンドはトラディショナルなカントリー・ミュージックを基盤にしながらも、ボブ・ディラン、ニール・ヤング、さらにはグランジのロック・スピリットを汲む現代的なカントリー・フォーク・サウンドとして人気を集める。フィドルやバンジョーを駆使した古き良きアメリカを感じさせるカントリー・ナンバーから、エレクトリック・ギターをフィーチャしたタイトなロック・チューンまで、実に幅広い音楽性を見せる。デビューは1995年『Trace』。1999年に一時活動を休止し、ファーラーはしばらくソロ活動を余儀なくされたが、2005年に再始動を果たした。現メンバーはジェイ・ファーラー/Jay Farrar(guitar, harmonica, vocals)、マーク・スペンサー/Mark Spencer(keyboards, steel guitar)(元Blood Oranges、2008年加入)、デイヴ・ブライソン/Dave Bryson(drums)、アンドリュー・デュプランティス/Andrew Duplantis(bass guitar, backing vocals)、ジェームス・ウォルボーン/James Walbourne(lead guitar)の5人。通算7作目となる本作でもファーラーが全曲で作詞・作曲・プロデュースを担当し、そのサウンドをストイックなまでに追求している。
発売・販売元 提供資料(2013/01/30)