2012年7月、ガールズを脱退したクリストファー・オウエンスのファースト・アルバム完成。2008年、フランスのフェステイヴァルで会ったリサンドレという女性との出会いをもとに書かれた、ビルドゥングスロマーン(教養小説)、ロード・トリップ・ストーリー、そして一つのラヴ・ストーリー・・・。曲から曲へと事象の発生の順番で物語を紡いでいくコンセプト・アルバム 『リサンドレ』。アルバムのプロデュースはガールズの『ファーザー、サン、ホーリー・ゴースト』も手掛けたダク・ボーム。レコーディングは2012年の8月から9月にかけて、サンフランシスコのホビー・ショップ・スタジオで行われた。レコード全体のコードとフォームは規定することに決められ、テーマによってそれぞれの物語が結びつくようなコンセプトになっている。また、全ての曲は同類のコードで作られ、決してAのキーから外れないように作られている。
発売・販売元 提供資料(2012/12/06)
2012年7月にガールズを脱退してファンを驚かせたクリストファー・オーウェンス。このファースト・ソロ・アルバムでは、リサンドレという女性との出会いから別れまでが、クラシック・ギターの爪弾きと共に美しくも切なく綴られていく。フォーク~バーバンク/A&Mポップ調のアレンジで新境地もアピール。効果的に使ったフルートの音色は、ニコの『Chelsea Girl』からインスピレーションを受けたそうだ。
bounce (C)山口智男
タワーレコード(vol.351(2012年12月25日発行号)掲載)