6年振りのソロ・アルバムにして最高傑作の呼び声高い『Survival & Resistance』の楽曲を再構築し、よりフロア向けにした本作。ブリストル・ベース・ミュージックを牽引するピンチとの(1)はピアノが印象的な''Effective''が再構築され、ノイズを膨張し恍惚の風景へと誘うなど新たな風景を見事描いている。狂気のダンスへ導くダブは更なる進化を遂げた!
タワーレコード(2012/12/18)
ブルースのエレジーやブラジル音楽のサウダーヂ、絶妙な音の配置、ダブの新解釈。2012年、ON-U SOUNDの総帥にして、UKダブ・シーンを常に牽引してきたエイドリアン・シャーウッドは6年ぶりとなるソロ・アルバムにして最高傑作の呼び声高い『Survival & Resistance』をリリースした。そして、今回リリースされる『Recovery Time』は、その美しき静寂に潜む狂気を解放するかのようにエイドリアン・シャーウッド自身が『Survival & Resistance』の楽曲を再構築し、ダンスフロアを揺らすべく強靭なビートでスピーカーを震わせる。1曲目「In Full Effect」では、<Tectonic>レーベルを主宰し、ブリストル・ベース・ミュージックを牽引するピンチを共同プロデューサーに迎え、ピアノ・フレーズが印象的な原曲「Effective」を再構築。畳み掛けるビートとともに薄く敷かれていたノイズは膨張し、恍惚の風景へと誘う。また、他のトラックは全てのビートをグラミー賞受賞プロデューサー、ジャズワドと共作。『Survival & Resistance』のリード・トラックでもある原曲の「Two Semitones & A Raver」を「Semistoned」に、より凶暴になったヘヴィウェイトなグルーヴ、後半にはジャングル・ビートへと変貌しリスナーを引き連れて疾走する。本作『Recovery Time』で聴けるバージョンたちは、すでに原曲を知っている人たちをフロアで狂気のダンスへと導き、また初めて聴いたリスナーを『Survival & Resistance』へと誘う。エイドリアン・シャーウッドはダブを進化させることを止めない。
DIS
発売・販売元 提供資料(2012/11/28)
キャリア中でもひときわメランコリックな仕上がりとなった6年ぶりのソロ作『Suvival& Resistance』を、シャーウッド自身が再構築。ピンチを共同プロデューサーに迎えたオープニング・トラックからしてかなり攻撃的で、重心の低いベースとソリッドなビートに痺れっぱなし! 途中でジャングルっぽいリズム・ワークもブチ込むなど、フロアを意識したことは明確だ。このEPは爆音で浴びるのが正しい聴き方。
bounce (C)西尾洋儀
タワーレコード(vol.351(2012年12月25日発行号)掲載)