●映画史における最高傑作を、連続初Blu-rayリリース<シネフィル・イマジカ レーベル>第2弾!
映画史の中で、今もなお最高傑作とされる洋画を充実した仕様のもと初ブルーレイ化する<シネフィル・イマジカ レーベル>。何度観てもすばらしい!映画ファンを虜にしてきた数々の名作が、高音質・高画質でよみがえります。
●2009年にフランスゴーモン社から発売されたBlu-rayと同じHDマスターを使用。国内における既発売DVDとは比較にならないほどの高画質をご堪能ください!
これまでDVD化の際に使用されることのなかった、古くからのファンになじみのある旧・日本語字幕を採用予定です。
●フェリーニ本人はこの映画が全く自由な気持ちでながめられることを望むために、自叙伝的映画として捉えられることを嫌っていましたが、しかし、マルチェロ・マストロヤンニ演じる43歳の映画監督グイド・アンセルミは、まさに撮影当時のフェリーニの化身です(映画が公開された1963年の1月20日で、フェリーニは満43歳)。作品で描かれる映画監督という職業上の苦悩、女性たちへの持てあますような愛情も、おそらくはフェリーニ本人が抱き続けていたものであり、堂々とした体躯を持つ妖艶な女サラギーナのダンス、厳格なカソリックの学校といった主人公の回想シーンにも、フェリーニ本人の幼少期の記憶が多分に織り込まれているものと思われます。 そうした極めて個人的な内面を、マストロヤンニという美男俳優(彼はフェリーニの前作『甘い生活』、そして後年の『女の都』『ジンジャーとフレッド』などでも主演)、そしてアヌーク・エーメ(『甘い生活』『男と女』『プレタポルテ』etc.)、クラウディア・カルディナーレ(『山猫』『熊座の淡き星影』etc.)をはじめ、これでもかと登場する美人女優たちの物語として提示し、しかも現実と回想と幻想のシークェンスを自由に往き来させ、まるで美しい写真集をめくっているかのような官能的なモノクロ映像に結実。(美術やアカデミー賞を受賞した衣装もカンペキ!) 『ゴッドファーザー』のテーマでもおなじみ、存命中にはほとんどのフェリーニ作品を手がけた名匠ニーノ・ロータのノスタルジックな音楽も最高です。
まさに映画でしかできない芸術表現として観る者ひとりひとりに様々な解釈、感慨を与えてくれる映画────── それゆえに『8 1/2』は映画史における最高傑作のひとつとして、人気投票では常に上位を獲得し、賞賛し続けられているのです。
発売・販売元 提供資料(2013/01/11)