5つのグラミー賞、2つのアカデミー賞を筆頭に合計1000を超える受賞歴を誇り、同時にアルバムトータルセールスは2億枚と、地球一のセールスを誇る世界随一の歌姫、セリーヌ・ディオン。ここ日本でもその人気は絶大で、2008年には完全ベストのリリースとともに9年ぶりに来日公演を果たし、東京・大阪での公演で計18万人を動員している。そんなセリーヌ・ディオンが、ファン待望のニュー・アルバムを遂にリリース。今回は彼女の母国語であるフランス語によるニュー・スタジオ・アルバムとなる。セリーヌの最大の魅力である圧倒的な歌唱力と、その美しい歌声によるバラードの楽曲パワーはこのアルバムでももちろん健在。アルバムからのファースト・シングル"Parler a mon pere"は、彼女の出身国カナダのケベックAC radioチャートでは、なんと9週連続で1位を記録し、大ヒットとなっている。そのシングルを含むフランス語ニュー・アルバム『Sans Attendre』は、通常盤は全12曲収録、デラックス盤はボーナス・トラック2曲を追加し、デジパック仕様となる。
発売・販売元 提供資料(2012/10/05)
3年間のレジデンス・ショウのため、ふたたびラスヴェガスに舞い戻ったセリーヌ・ディオン姐さんのネクスト・ムーヴは、2007年の『De'elles』以来となるフランス語アルバム『Sans Attendre』だ。気心の知れた作家/プロデューサーらと制作したこの新作には、軽いタッチのスロウ~ミディアムが並んでおり、子供たちのコーラスをバックにした優しい曲から、シリアスな題材を取り上げたダークなもの、60年代のフレンチ・ポップ風まで驚くほどヴァラエティー豊か。なかでも特筆すべきは大御所シンガーたちとの共演で、ダイナミックなジョニー・アリデイ、演劇タッチのジャン・ピエール・フェルラン、さらには故アンリ・サルヴァドールも最新技術で蘇らせている。全体的には控えめの歌唱が印象的だが、聴くほどに味わい深く、色彩に例えるなら白だろうか。フレンチ・ポップのエスプリ感にくすぐられる。同時期にリリースされた、デヴィッド・フォスター絡みの曲ばかりを集めたベスト盤『The BestOf Celine Dion & David Foster』と聴き比べてみるのもまた一興かと。
bounce (C)村上ひさし
タワーレコード(vol.351(2012年12月25日発行号)掲載)