長らく廃盤状態だった名盤が新装パッケージで遂に再発!ベルリン出身のDJとプロデューサーからなる6人組(現在は5人)の音楽集団ジャザノヴァ。97年より12インチ・シングルのリリースをスタートし、緻密なプログラミングとジャズをネクスト・レヴェルに押し上げるかのような世界観が世界中で話題に。2002年に満を持してリリースされたデビュー・アルバムが本作。既発の楽曲は一切収録せず、全曲新録というのも当時大きな話題になったが、何よりもその楽曲のセンス、クオリティーの高さでクラブ・ジャズのシーンを変えてしまったといっても過言ではないだろう。今ではバンドを結成し積極的に世界をツアーで周る人気グループになったが、その原点はここにある!バンドではポール・ランドルフが歌うがオリジナルはクララ・ヒルが歌う「No Use」、ガリアーノのヴァレリー・エティエンヌとロブ・ギャラガーが参加した「Mwela, Mwela (Here I Am)」、アースラ・ラッカーが歌う「Keep Falling」などその後にリリースされたリミックスでも人気の楽曲を収録。一家に一枚必須の名盤中の名盤!
P-VINE
発売・販売元 提供資料(2012/10/18)
クラブ・ジャズ、クロスオーヴァー・サウンドの金字塔的アルバム、音楽史に残るジャザノヴァの傑作アルバム『イン・ビトゥイーン』がリイシュー。 (C)RS
JMD(2012/10/09)
遅すぎるよ、とゴネたいところだが、このアルバムを聴いたなら親指を突き出してそう言おうではないか……ジャザノヴァの初オリジナル・フル・アルバムは、プロジェクトとしては寡作な6人が個々の活動を整理させて集結し、2年がかりで漕ぎ着けた〈中間〉点だ。ここには、アルバム収録されないという冗句をもって先行シングル・リリースされた“That Night”はおろか、彼らの名を知らしめた2枚の12インチからの楽曲も入っていない。その代わりに、ジャズ/R&B/ブラジル/エレクトロなどといったDJ陣の豊富な音楽ストックと、プログラマーの革新性がジョイントし、目まぐるしくさまざまなエレメンツがプログラムされてゆく。独創的な“L.O.V.E. And You & I”“The One-Tet”をはじめ、彼らの従来の仕事から連想すると心地良い裏切りを受ける楽曲揃い。どこにも属さないフュ?チャ?・クラシックスの誕生だ。
bounce (C)yoshi-p
タワーレコード(2002年05月号掲載 (P81))