"風雲児"ヒャダイン待望のファースト・アルバムが遂に登場!幅広い音楽性を余すことなく表現したDISC1と、「おふざけ」成分を100%濃縮還元したDISC2の2枚組。 (C)RS
JMD(2012/10/26)
ついに出た、ヒャダインこと前山田健一の初アルバム。自身の声を変調させた女性役ヴォーカリスト・ヒャダル子のパートをいまをときめくアイドルや野宮真貴が歌っていたり、8ビット音楽の名手・サカモト教授がメドレーを演奏したりと、これまでにリリースした曲もさまざまな形で再提示されており、既発曲をただ並べたものとは異なる、トータルでの作品性を強く感じさせる一枚となった。それはどこか、彼が敬愛するピチカート・ファイヴのベスト盤のよう! ナンセンスだったり、華やかな曲も良いが、陽性のテンションでひたすら突き進むだけでなく、自身の心情をあけすけに吐露するような場面もあり、プロデューサーではなく一人の表現者がふいに本来の表情を覗かせるその瞬間に感動を覚えた。
bounce (C)南波一海
タワーレコード(vol.350(2012年11月25日発行号)掲載)