DCPRG、菊地成孔ダブ・セプテットなどでも活躍するピアニスト/キーボーディストの坪口昌恭のリーダー・ユニット、東京ザヴィヌルバッハの2012年ニュー・アルバム。2010年のアルバム『Abyssinian』では、アコースティック・ピアノのソロ演奏として、坪口昌恭の新たな面を見せたが、本作では、エレクトリックのソロ・アルバムとして、進化した東京ザヴィヌルバッハのサウンドを提示する。自動演奏シーケンス・ソフト<M>によるリズムとともに、本作ではローズ・ピアノを全面的にフィーチャー。複雑に絡み合うポリリズムのうえに、ローズの鮮やかな旋律が鳴り響く、エレクトリック・ジャズの最前線がここに!菊地成孔と村井康司のライナー付き。
AIRPLANE LABEL
発売・販売元 提供資料(2012/09/13)
ピアニスト/キーボーディスト、坪口昌恭のリーダー・ユニット、東京ザヴィヌルバッハのアルバム。ローズピアノを全面的にフィーチャーし、エレクトロニックのソロ・アルバムとして、進化した東京ザヴィヌルバッハのサウンドを提示した1枚。 (C)RS
JMD(2012/09/10)
いつの間にか坪口昌恭のソロ・ユニットと化した電化ジャズ・ユニットによる4年ぶりの新作。軽やかなタッチで駆け抜けるフェンダー・ローズ、のっぺり重厚なシンセ、次々と変則的なリズムを生成していくシーケンス・ソフト〈M〉の複雑なハーモニーとポリリズムは、情報量の多さに比して意外にも爽やかな耳通りで、スタイリッシュと表現することも可能だ。前衛ジャズとアフリカ音楽とエレクトロニカの素敵な出会いがここに。
bounce (C)北野創
タワーレコード(vol.350(2012年11月25日発行号)掲載)
『Sweet Metallic』(2008)以来の新作。フレーズをランダムかつ自動で生成するソフトウェア「M」にリズムを担当させるという坪口昌恭のアイデアを基に、CDJほか担当の菊地成孔との活動が続けられていたが、今作は坪口と「M」のデュオ。ある意味で、クラブ?ミュージックやテクノの影響下において始まったプロジェクトだが、この2012 年の新作においても、未だに新鮮さを失わないのは何故だろう。坪口のエレクトリック・サイドはだからいつも素晴らしい。
intoxicate (C)編集部
タワーレコード(vol.100(2012年10月10日発行号)掲載)