元Riddim Saunterのメンバー、古川太一と佐藤寛によるピアノとギターのデュオ、KONCOSによる待望のファースト・フル・アルバム。2人の根底にある様々な音楽から派生し、日本語詩ならではの言葉遊びの面白さを大胆に取り入れた現代版シティ・ポップに仕上がった本作は、ピアノとギター、そしてついつい口ずさんでしまう唄とメロディーが共存したコンコス・ワールドを確立。 (C)RS
JMD(2012/09/13)
2012年4月、突如発表された古川太一主宰の新レーベル"SUNNY CLUB"より、インストゥルメンタル楽曲を収録したカセット・テープ、REMIX楽曲を収録した7インチ・レコードをリリース。前述の2作品では聴くことの出来なかった、元Riddim Saunter佐藤寛の唄う言葉遊び巧みな日本語歌詞と、古川太一の描く楽曲が織り成すアンサンブルを遂にお披露目。2人の創造する楽曲に、松田岳二の叩くパーカッションやコンガ、さらに、KONCOSのライブ時にサポートを務めるDAFFODIL SINGERSのコーラスが華を添える。珠玉のポップ・ミュージック12曲を収録した、KONCOS待望の1stフル・アルバムが遂に完成した。2人の根底にある様々な音楽から派生し、日本語詩ならではの言葉遊びの面白さを大胆に取り入れた現代版シティ・ポップに仕上がった本作は、ピアノとギター、そしてついつい口ずさんでしまう唄とメロディーが共存したコンコス・ワールドを確立。全編アナログ・テープ・レコーディングによる本作は、今までずっと聴いていたような懐かしさと、都会的な新しさが共鳴。北国の情景と、動く景色が飽和するようなポップ・アンサンブル全12曲を収録。
発売・販売元 提供資料(2012/09/12)
昨年9月に解散したRiddim Saunterの古川太一と佐藤寛によるユニットが、古川主宰の新レーベルからファースト・アルバムをリリース。初期フリッパーズ・ギター~ブリッジらを源泉とした、ヨーロッパのエスプリを効かせたポップスが受け継がれている。ピアノとギターを基本編成に、ミシェル・ルグランやニール・ヘフティの映画音楽を彷彿とさせる松田岳二の表情豊かなアレンジが、メロディーを活き活きと脈動させているのがいい。メリハリの効いたピアノとフィードバック・ギターに、DAFFODILSINGERSのコーラスを絡めた“白樺通りAve.”の構成などもかなり独創的で、THE TOYSや鈴木蘭々のカヴァーも含む櫛引彩香と古川&松田のトリオで発表したシングル同様、技ありの一枚だ。
bounce (C)岡村詩野
タワーレコード(vol.349(2012年10月25日発行号)掲載)