前作『http://www.itstartshear.com』は、彼のふたつの面の音楽性、モダン・クラシカルとフォークを折衷させ、デジタル・ダウンロード全盛時代に真っ向から向き合った意欲的な作品でしたが、本作ではさらに刺激的な方法論によって、周りが作り出すイメージに決してとらわれることなく、新たな可能性をあらわにしています。2009年ごろにラップトップとマイクだけで実験的に作り、いろいろな写真や言葉とともにネットにアップロードして彼のファンと共有して楽しんでいた楽曲群を元にほぼ自分ひとりで製作した本作は、ゴスペル、ソウル、スポークン・ワード、そしてヒューマン・ビートボックスやラップまでを取り込み、「言葉」に重きを置くことで、自身の内面の深みと膝を突き合わせたこれまででもっともパーソナルな作品です。時にインターネット上での見知らぬひととの会話や、彼の友人や家族の言葉をリリックに引用するなど、他者との対話を大切にし、また彼の根底にある「歌唱に対する愛」を大切にしながらも、リリックとヴォーカルの壮大な実験を施すことで、ある意味では「もっとも自然なピーター・ブロデリック」を表現した感動的な実験作!国内流通盤のみボーナストラックと歌詞対訳/セルフライナーノーツ日本語訳のダウンロード・クーポンつき!!
インパートメント
発売・販売元 提供資料(2012/10/10)
クラシック音楽とエレクトロニカとUSルーツ・ミュージックを巧みに融合させるポートランド・シーンのキーパーソン。ヴォーカル・アルバムとしては2枚目となるこの新作は、スポークン・ワードやラップも織り込んで言葉に重きを置いた仕上がりに。ラップトップやアコギなどを駆使した、音数を絞りながらも多彩なトラックメイキングと親密な語り口の声(歌)が、実験的でメランコリックな音響空間を生み出していく。
bounce (C)村尾泰郎
タワーレコード(vol.349(2012年10月25日発行号)掲載)
前作から僅か8 ヶ月のスパンで届けられた新作。「言葉」に重きを置いて制作された今作は、2009 年頃にラップトップとマイクだけで実験的に作られた楽曲群を元にほぼ一人で制作されリリースに至っているとのこと。ブライアン・イーノやアーサー・ラッセルを彷彿とさせる浮遊感あるヴォーカルに、有機的に響くアコースティック・エレクトロニカを纏ったピーターの歌を堪能できる、これまでで最もパーソナルな作品になっております。
intoxicate (C)木村陽平
タワーレコード(vol.100(2012年10月10日発行号)掲載)