2002年にUKのファットキャットから登場し、〈マイブラと初期ジザメリとMERZBOWとの出会い〉と絶賛されたXINLISURPREMEが、何と10年ぶりに作品を発表!　制作に3年半かけたという“SeasideVoice Guitar”はノイズの間に聴こえる天国からの歌謡ポップスか、はたまたチルアウトのMERZBOW漬けか--これだけでも必聴だ。他も激甘エレクトロニカと極悪ノイズを同時に流したようなとんでもない音で溢れている!
bounce (C)石田靖博

何と前作より10 年の時を経て新作が届けられた。ファットキャットよりデビューし、マイブラとメルツバウが出会ったとも形容されるその強烈な音塊はアンドリュー・ウェザオールも絶賛！ 前作はエレクトロニカとシューゲイザーが融合した音が生み出されていた時代。やはりXinlisupremeは異色を放っていた。音のノイズの海は聴く者を圧倒するが、その奥に美しい旋律／言葉が並走しており、そのギリギリのアンバランスさが真骨頂。
intoxicate (C)池田敏弘