ジョン・スペンサーを中心にN.Y.にて結成したバンド、ザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンのアルバム。名作『オレンジ』と、『ナウ・アイ・ガッタ・ウォリー』を併せ、長年このトリオが磨いた熟練技を施し、そして『エクストラ・ウィドウス』的なプリミティヴさで仕上げた、正にジョンスペ・サウンドの黄金比的な一枚。 (C)RS
JMD(2012/08/30)
一度は外してしまった自らの名前を再び戻し、新作はザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン名義で、その名も"Meat & Bones(肉と骨)"という、ギミック無し、それだけでもはやジョンスペの気迫が感じられるタイトルのニュー・アルバムが遂に登場。更にレーベルもスレイ・ベルズやスリーパー・エージェント等数々の新進気鋭のアーティストを輩出し、USで今最も注目されるインディー・レーベルの一つとなったMom & Popsに移籍する等、心機一転感が伝わってくるところも期待感を煽られます。そして一番重要なその内容。一言で言うなら、名作『オレンジ』と、『ナウ・アイ・ガッタ・ウォリー』を併せ、長年このトリオが磨いた熟練技を施し、そして『エクストラ・ウィドウス』的なプリミティブさを仕上げにぶっかけた感じ(全然一言ではないが…)。そう、正にジョンスペサウンドの黄金比がここに!
発売・販売元 提供資料(2012/08/24)
グランジ/オルタナの時代にガレージ・パンクとブルースを融合、ヒップホップ・マナーやテルミンまで持ち込み、それを一級のエンターテイメントに仕上げたジョン・スペンサーが、ブルース・エクスプロージョンの名で戻ってきた。いい意味で変わってないと思うが、このニュー・アルバムでは加工的な部分がかなり削ぎ落とされ、タメの効いたシンプルなロックンロール・バンドとしての側面を打ち出した印象を受ける。
bounce (C)吾郎メモ
タワーレコード(vol.349(2012年10月25日発行号)掲載)