一度は外した自らの名前を再び戻し、新作はザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン名義で、その名も"Meat & Bone(肉と骨)"という、ギミック無し、それだけでもうジョンスペの気迫が感じられるタイトルとなっています。更にレーベルもスレイ・ベルズやスリーパー・エージェント等数々の新進気鋭のアーティストを輩出し、USで今最も注目されるインディー・レーベルの一つとなったMom & Popsに移す等、心機一転感が伝わってくるところも期待を煽られます。そして一番重要なその内容についてですが、これが嬉しい事にその期待通りの作品に仕上がっているのです。一言で言うなら、名作『オレンジ』と、『ナウ・アイ・ガッタ・ウォリー』を併せ、長年このトリオが磨いた熟練技を施し、そして『エクストラ・ウィドウス』的なプリミティブさを仕上げにぶっかけた感じ(全然一言じゃないですが)。ジョンスペサウンドの黄金比とでも言いましょうか。 だから且つて一度でもジョンスペにハマった人に我々は嬉々として言いたいのです。「もう一度ジョンスペ、聴いてみませんか?」
発売・販売元 提供資料(2012/08/09)
グランジ/オルタナの時代にガレージ・パンクとブルースを融合、ヒップホップ・マナーやテルミンまで持ち込み、それを一級のエンターテイメントに仕上げたジョン・スペンサーが、ブルース・エクスプロージョンの名で戻ってきた。いい意味で変わってないと思うが、このニュー・アルバムでは加工的な部分がかなり削ぎ落とされ、タメの効いたシンプルなロックンロール・バンドとしての側面を打ち出した印象を受ける。
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タワーレコード(vol.349(2012年10月25日発行号)掲載)