| フォーマット | HQCD |
| 発売日 | 2012年09月11日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| レーベル | Naxos |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | NYCC-27270 |
| SKU | 4562240272709 |
構成数 : 1枚
【曲目】
1 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲(ワーグナー) 10:21
2 劇音楽「ロザムンデ」序曲(シューベルト) 9:51
3 劇音楽「ロザムンデ」間奏曲第2番(シューベルト) 6:22
4 劇音楽「アルルの女」第1組曲より"前奏曲"(ビゼー) 6:48…*
5 劇音楽「アルルの女」第1組曲より"メヌエット"(ビゼー) 3:02…*
6 劇音楽「アルルの女」第1組曲より"カリヨン"(ビゼー) 4:29…*
7 劇音楽「アルルの女」第2組曲より"ファランドール"(ビゼー) 3:02
8 大序曲「1812年」(チャイコフスキー) 16:33
*…初CD化
【演奏】
山田一雄 指揮
読売日本交響楽団
二期会合唱団...8
【録音】
1971年5月9日 武蔵野音楽大学ベートーヴェン・ホール...1-3
1973年4月6日 杉並公会堂...4-7
1983年4月15、16日 荒川区民会館...8

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最初のマイスタージンガーをかけたら、妻が傍らにやって来て「懐かしい!」と実に感情を込めて言うのである。「優しいおじいちゃんが指揮しているみたい」と言うのである。
昔、小学校に小編成のホンモノのオーケストラがやって来て有名曲をやさしいおじいちゃん指揮者が指揮することがあった。
あの時に似ている。
このレコードを聴くと山田一雄というひとがほんとうに好きになってしまう。ほんとうにそこに現れては消える音はその音楽家の人柄というものを表している。
山田一雄という日本にマーラーの音楽を根付かせた大きなひとが身近に感じられる。
最初の、誰でも知っている「ニュルンベルクのマイスタージンガー」が前述したように実に懐かしくて、すぐに山田一雄が創り出す音楽の世界に引き込まれる。
選曲も演奏も実によい。ロザムンデの間奏曲はなんともやさしくて美しくてシューベルトのおしゃべりするような音楽の魅力満載である。アルルの女もビゼーの才能満開でカルメンより有名ではないが音楽感情は深い。
最期の1812年序曲はもう、合唱を伴って山田節がいっぱいの名演である。アルバムの最後を飾るにふさわしい。
日本にも小品の大名演奏家がいるのだ。カラヤンのドイツ訛りの小品集より山田一雄を聴く方がずっとよい。音楽がずっと近くで鳴っている。
これは山田一雄という稀有な指揮者を最初に聴くには最適なレコードだ。日本にも西洋音楽をこんなに魅力的に上手に聴かせる音楽家がいたのだ。実にうれしい!