掟破りの3作連続リリース! コンセプトもストーリーも脱ぎ捨てたグリーン・デイの最強、そして最高傑作が遂に完結! バンドの地元となるカリフォルニア州オークランドでレコーディングされたという一連のアルバムのプロデュースを手掛けているのは、バンドと長年仕事している、ロブ・カヴァロ。「一枚のアルバムを作る代わりに、俺たちは3枚のアルバムからなる3部作を作っているんだ。どの曲もグリーン・デイが持つパワーとエネルギーをあらゆる心情面に訴えかけるものになっている。もう自分で自分たちを止められないんだ…最強な最高傑作まっしぐらさ!」そうメンバーも断言するアルバムには、コンセプトもストーリーも無用。1作目の『ウノ!』からは「オー・ラヴ」、そして2作目の『ドス!』からは「ストレイ・ハート」といったヒットシングルが生まれているが、今作『ドス!』には、映画『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part2』エンディング・テーマ「ザ・フォガットゥン「を収録! グリーン・デイがこのシリーズに曲を提供するのは初めてとの事。銃弾爆撃の如くロックがこれでもかと鳴り続けるパンクのクライマックスがここにある!
発売・販売元 提供資料(2012/11/09)
自身のルーツであるパンク・ロックに回帰した前2作とは違い、パワー・ポップ路線で攻めた3部作の完結編。全体的に落ち着いたトーンながら、どれもライヴ映えしそうなナンバーばかりだ。サム・クックを連想させるオープニング・トラックやラストを飾るピアノ・バラードで円熟をアピールする一方、奇天烈な展開を見せるアイリッシュ調の組曲もある。それも含め、現在のグリーン・デイということなのだろう。
bounce (C)山口智男
タワーレコード(vol.351(2012年12月25日発行号)掲載)