"My Generation, My Music"シリーズのブラック&ポップス編。挑戦的なサウンドと完成されたパフォーマンス、そして各メンバーのキャラクター性において他の追随を許さない高みへと一気に昇りつめた2000年代ミュージック・シーンを代表するマスターピース、ブラック・アイド・ピーズのアルバム。 (C)RS
JMD(2012/07/30)
ウィル・アイ・アムいわく〈ヒップホップ版ボリウッド〉という4作目。そういえばインドでも“Where Is The Love”や“Hey Mama”はよくかかってたなぁ……なんてのは余談としても、事実これらの世界的なヒットは彼らの活動をネクスト・レヴェルへと引き上げたわけで、今作もあらゆるお楽しみが凝縮されたワールド・スタンダードな仕上がりだ。冒頭の“Pump It”から映画「パルプ・フィクション」でお馴染みのディック・デイル“Misirlou”を敷いてみせ、その後もJB、ジョン・レジェンド、スティング、ジャスティン・ティンバーレイクなどがボリウッド的な豪華絢爛さで登場。ダンスホール・スタイルの乗りこなし方だって〈導入〉なんてレヴェルじゃない。彼らの脳内音楽地図をそのまま形にしたような強引さはあるが、それが持ち前のポップさと相まって類を見ない娯楽作品となっているのも嬉しい。あらゆる食いしん坊を喜ばせる満腹盤でしょう。
bounce (C)大石 始
タワーレコード(2005年06月号掲載 (P75))