ジャズ界を代表する女性ヴォーカリスト/ピアニスト=ダイアナ・クラールが、新たなステージへ踏み出す作品。1990年代中盤より常にジャズ界をリードしてきた彼女が、数多くの有名アーティストを手掛け、グラミー受賞歴も多い巨匠=T・ボーン・バーネットをプロデューサーに起用した一枚。 (C)RS
JMD(2012/07/17)
ジャズ界を代表する女性ヴォーカリスト/ピアニスト=ダイアナ・クラールが、新たなステージへ踏み出す2012年ニュー・アルバム。2012年2月にリリースされ、世界中で話題となったポール・マッカートニーのジャズ・アルバムに参加し、話題を呼んだ才媛、ダイアナ・クラール。1990年代中盤より常にジャズ界をリードしてきた彼女が、長年連れ添った育ての親ともいうべき大御所プロデューサー=トミー・リピューマではなく、新たに夫であるエルヴィス・コステロをはじめ、数多くの有名アーティストを手掛け、グラミー受賞歴も多い巨匠=T・ボーン・バーネットをプロデューサーに起用。T・ボーンとのコンビで、数多くの名盤に寄与してきた名ギタリスト=マーク・リ-ボウも参加!
ユニバーサル
発売・販売元 提供資料(2012/07/10)
ダイアナ・クラールが1920~30年代の名曲を歌う。といっても、このアートワークにT・ボーン・バーネットのプロデュースとくれば、本作がノスタルジーを煽るだけの代物じゃないことは明白だ。マーク・リーボーのいかがわしいギターを軸とした、路地裏臭が充満するプロダクションのなかで、いつにも増して妖しげに振る舞う彼女。まるでデヴィッド・リンチ映画から飛び出してきたような、幻惑的な色気に圧倒される。
bounce (C)斎藤遠太
タワーレコード(vol.349(2012年10月25日発行号)掲載)
最近では、ポール・マッカートニーのアルバムで自身のトリオでバックを務めていたり、客演は多かったものの、アルバムのリリースは『クワイエット・ナイツ』(2009)以来。西部劇に出てくる娼館の女主人みたいな格好してるジャケ写に驚いたが、20~30年代の流行歌を、T・ボーン・バーネットのプロデュースで歌うのを聴いてなんとなく納得。T・ボーンとジョー・ヘンリーお抱えのドラマー、ジェイ・ベルローズが参加するほか、マーク・リーボウも参加。悪いわけがありませんな。
intoxicate (C)編集部
タワーレコード(vol.100(2012年10月10日発行号)掲載)