プライマル・スクリームやナイン・インチ・ネイルズなど、多くのアーティスト達に関わり先鋭的なレゲエ~ダブを数多く送り出してきた<ON-U SOUND>の総帥による6年ぶり3作目。チルアウトした空間で繰り広げられるダブ・アンダンブルや最先端のエレクトロニクスを散りばめた絶妙な抜き差しや温度感は、都市生活に欠かせないベース・ミュージックだ。
タワーレコード(2012/07/24)
プライマル・スクリーム、ナイン・インチ・ネイルズ、ニュー・エイジ・ステッパーズ、デペッシュ・モード等々、さまざまなアーティストたちのプロデュース/エンジニアを務め、同時にイギリスでもっとも先鋭的なレゲエ~ダブを送り出してきた<ON-U SOUND>の総師としてUKダブ・シーンを常に牽引してきたエイドリアン・シャーウッド。2012年1月にリリースを果たしたニュー・エイジ・ステッパーズに続き、ソロとして6年振りとなる通算3作目のアルバムが完成。
DIS
発売・販売元 提供資料(2012/07/02)
ダブの可能性を拡げるべく、前衛的な作品を多数世に送り出してきたOn-Uの総帥が、実に6年ぶりとなる3枚目のソロ名義作を発表した。前作『Becoming A Cliche』のようにビートの立ったオリエンタルなサウンドではなく、ダンサブルであることよりも、いかに浸れるか、沈み込めるかということに重点が置かれている。まずは、深い静寂のなかで重量感のあるベース音と高尚なピアノの旋律、ノイジーなSEが徐々に存在感を増していく冒頭曲を聴いてみてほしい。その内省的&陶酔型なムードは、ジェイムズ・ブレイクの姿も重なるほどの美しさだ。ここまでリラックスしながら聴けるシャーウッド作品は初めて。何やら本作が彼にとって何度目かのターニング・ポイントになりそうな気も。
bounce (C)カシワサン
タワーレコード(vol.346(2012年7月25日発行号)掲載)