サイプレス・ヒルが、ダブ・ステップの革命児ラスコと組んでド派手なダブステップ(ブロステップ)を投下!全てラスコのプロデュースで、激しいライムとハーモニックなシンセが妙にハマった''Lez Go''、エネルギッシュきわまりない''Medicated''、レゲエから一気にはじけるダミアン・マーリー参加の''Can'tKeep Me Down''などなど、どれも強烈なインパクト!
タワーレコード(2012/08/14)
1991年に米ロサンゼルスで結成、チカーノ・サグ・スタイルでのし上がり、現在はスヌープのPriorityで活動する筋金入りのラップ・グループ、Cypress Hillの中心メンバーSen Dog&B-Realと、英国リーズ出身でロンドンを拠点に最先端アンダーグラウンド・クラブ・シーンで活躍するダブ・ステップの革命児Ruskoが、意表をついた共演を実現!収録されている5曲は全てRuskoのプロデュース。「Lez Go」はCypressの激しいライムとRuskoのハーモニックなシンセが妙にハマったロックなバウンシー・ラップ。続く「Roll It, Light It」、Young Deをフィーチャした「Medicated」は早くもクラブ・アンセムの予感十分のアップ・テンポでハイ・エナジーなトラック。「Can't Keep Me Down」にはDamian Marleyも参加。ザクザクッとしたメタリック・ビートとダンスホールが合体している。そして「Shots Go Off」は5曲中で一番ダーティなトラック。ドラムを銃声に置き換えたアレンジで、Cypressのクラシック「Lick a Shot」「Cock the Hammer」へのアンサー・ソングかの様に響く。これはあくまでも序章。ハードコア・ラップ、エレクトロ・ダンス・ミュージックがこれからどこへ行くのか、このEPがその答えの入り口となるのは間違いない。
ユニバーサル
発売・販売元 提供資料(2012/06/25)
復活作『Rise Up』の反動か、サイプレス・ヒルがラスコと組んでド派手にブロステップ化! 往時のラップ・メタルもすぐさま咀嚼した連中だけに騒&重&轟な爆音との好相性は説明不要だ。土臭いレゲエから一気に弾けるダミアン・マーリーとの"Can't Keep MeDown"など、緩急のスリルを操るビートも流石。今回不在のマグスもディジー・ラスカルとのダブステップ新曲を出したばかりだし、この動きはもっとデカくなるはず!
bounce (C)出嶌孝次
タワーレコード(vol.346(2012年7月25日発行号)掲載)