2008年のデビュー以来錚々たる作家陣とコラボレートしてきた南波志帆が、洋楽の超名曲をカヴァーしたアルバムをリリース。少女のみずみずしい感性がセピア色のオールド・スタンダードをカラフルな天然色に塗りかえる。 (C)RS
JMD(2012/07/23)
ビルボードによる洋楽カヴァー・シリーズ「Choice」に南波志帆が初登場。2008年のデビュー以来、山口一郎(サカナクション)、小出祐介(Base Ball Bear)、キリンジの堀込兄弟、NONA REEVESの西寺郷太と奥田健介、土岐麻子、コトリンゴ、宮川弾、おおはた雄一ら、そうそうたる作家陣とコラボーレションしてきた彼女が、なんと今回は洋楽の超名曲をカヴァー。「ダンシング・シスター」や「君の瞳に恋している」などCMでもおなじみの有名曲や、バングルズやゴーゴーズなどのガール・ポップ、そしてスパイス・ガールズの「ワナビー」やトム・トム・クラブの「おしゃべり魔女」ではキュートなラップにも挑戦。93年生まれの彼女にとっては、お父さん、もしかしたらおじいさん世代のものかもしれないビルボード・ヒッツを無邪気に歌う。プロデューサーは矢野博康。YUKIなどをサポートするギタリスト松江潤、ドラムに西浦謙助(相対性理論、誰でもエスパー、SKAFUNK、進行方向別通行区分他)、キーボードに木村カエラやtoeなどをサポートする中村圭作と、転校生や羊毛とおはななどをサポートする塚本亮ら参加。少女がオールド・スタンダードと出会い、その軽やかなステップで色褪せかけたセピアな記憶をカラフルな天然色に染め上げる。
発売・販売元 提供資料(2012/07/17)
キュートにも程があるだろう!と、嬉しい悲鳴を上げたくなる初のカヴァー集は、誰もが耳にしたことのある洋楽の超名曲を絶妙なアレンジで再生したキャンディー・ポップ・ワールドだ。初挑戦のラップもハマったトム・トム・クラブ"Wordy Rappinhood"、原曲はカラフルなイメージだがここではピアノをバックにレイジーな雰囲気で歌いこなしたスパイス・ガールズ"Wannabe"と、新境地と言える一面も垣間見せてますよ。
bounce (C)aokinoko
タワーレコード(vol.346(2012年7月25日発行号)掲載)