元ホス・デ・ブルッホのフアンルーが中心となり結成されたカリーマ。涼しげでしゃれた大人のフラメンコ・ミクスチャーサウンド。 (C)RS
JMD(2012/06/25)
オホス・デ・ブルッホの結成時のオリジナル・メンバーであり、フラメンコ、ルンバ・カタラーナをベースにしたメスティーソ・サウンドの中心人物でもあるフアンルーが、2006年に新たに始めたバンド=カリーマ。2007年のデビュー作から数えて3作目に当たる本作では、フアンルー自身のベースに、結成時からのメンバーであるフラメンコ・ギターのアントニオ・ラミレス、バルセロナ在住キューバ人トリオのアバナ・コン・コラやソロでも活躍するパーカッションのエルディス・ベガ(キューバ出身)、カホンにクリストバル・サラサール、ギターにフアン・オサバ、コーラスやパルマ(フラメンコの手拍子)、バイレ(フラメンコ・ダンス)にベアトリスとラウラが基本形で、そこに様々なヴォーカルや楽器が加わった豪華な仕上がりです。特にヴォーカルではフアンルーと親交の深い大スター、マカコが参加( 「アルマ」を共作し歌唱)、さらにタイトル曲の「ソロ・ボラール」はラ・シカことエルサ・ロバヨが歌っています。デビュー時はバルセロナ周辺のみならず、ブラジル、アルゼンチン、スイス、ポルトガル、アメリカといった多国籍なメンバーによる力一杯な疾走感溢れるサウンドで人々の度肝を抜いたカリーマ。本作では、ポップで親しみやすいメロディやリズムに、豊かなヴォーカル陣が加わり、洗練されつつも「俺たちの音楽どうだい?」と問いかけるようなさりげない素朴さが、何度聞いても飽きない快作を作り上げました。フラメンコのパルマやこぶしのきいた歌い回しが、苦手な方もすんなり入っていける極上の混ぜ具合です!
アオラ
発売・販売元 提供資料(2012/05/23)
いや~、素晴らしい。オホス・デ・ブルッホの創設メンバーであるフアンルーを中心としたこのルンバ・フラメンコ楽団は、いわゆるバルセロナ・ミクスチャー勢のなかでもひときわ洒脱で風通しの良いサウンドが持ち味だが、3作目でいよいよその完成型に辿り着いたよう。スペインの伝統音楽が持つ情熱をしっかり伝えながらも暑苦しさとは無縁で、イイ塩梅にリラックスした南国情緒が素敵だ。盟友のマカコもゲスト参加。
bounce (C)斎藤遠太
タワーレコード(vol.345(2012年6月25日発行号)掲載)