NYサルサを代表するティンバレス名手の一人として古くからのサルサ・ファンのコモンセンス、それがラルフ・イリサリー。かのルーベン・ブラデスのバックを務めた専属ユニット、「セイス・デル・ソラール」のメンバーとして注目され、近年はサルサ・バンド・リーダーとして活躍。2000年代に入ると自身のバンド「SON CAFE」を率いて、同じく自主レーベルから高質のサルサ・アルバムを精力的ににリリース。ジャジーなフレージング、ダンサブルでアグレッシヴなパーカッション・スタイルで、多くのファン魅了するカリスマだ。待望の2012年新作は、これまでのバンド「SON CAFE」の派生系となる新ユニット「ロス・ヴィエホス・デ・ラ・サルサ」を結成しての渾身パフォーマンスが満載。マイナー・ノートで狂おしく鳴り響くオープニングからテンション全開、チャチャチャをアップデートした麗しい#4、キューバのティンバ・アーティスト、プピ・ペドロソのカバーという離れ業に挑んだ#10などをアクセントに、洒脱で力強いN.Y.サルサの醍醐味に溢れる全12トラックが駆け抜ける。熱心なサルサ・ファンから、ダンサーまで広く支持されることが約束された肉厚で完璧なサルサ・サウンド。この音を生み出すのはラルフと旧知の名手たち。スパニッシュ・ハーレム・オーケストラでも知られるサルサ・ピアノ達人リッキー・ゴンザレス、プエルトリコ・サルサを代表するトランペット奏者エリアス・ロペスをはじめ、レイナルド・ホルヘ(trombone)、ルベーン・ロドリゲス(bass)、エディ・モンタルヴォ(conga)といったファースト・コール・プレイヤーも参戦。そして、フロント・ヴォーカルは、こちらも天才ホセ・マングアルJr.、そしてマルシアル・イストゥリス。このマルシアルはヴェネズエラ人。Bailatino,Descarga Criolla, La Negramenta, Rumberos del Calejónといった、昨今活躍目覚しいヴェネズエラ・サルサ好楽団のいずれにもフィーチュアされている、トップソネーロの歌いっぷりも特筆。NYサルサ2012年リリースを飾る激良盤がここに堂々完成!
発売・販売元 提供資料(2012/05/16)
かのルベン・ブラデス楽団の主要メンバーとしても活躍するティンバレスの名手ラルフ・イリサリーが新たに自身のオルケスタを結成してリリースしたリーダー作。辣腕メンバーを従えて、熱くスタイリッシュな、これぞN Yサルサといえる快演を繰り広げています。洒落たチャチャチャM4やキューバのピアニスト、セサル・ペドロソ作のティンバ・カヴァーM10 のダンサブルな仕上がりも絶品。良作が続くサルサC Dの中でも屈指の一枚。
intoxicate (C)山本康貴
タワーレコード(vol.99(2012年8月20日発行号)掲載)