ルー・リードの1983年、ニューヨークでの凱旋ライヴ! ヴェルヴェット・アンダーグランドの名曲からソロ名作『トランスフォーマー』のナンバーまでプレイする奇蹟のライヴ!! (C)RS
JMD(2012/08/16)
1964年にニューヨークでヴェルヴェット・アンダーグランドを結成したルーが、地元ニューヨークのクラブ『ボトム・ライン』で1983年2月25・26・28日、3月1日、各日2公演ずつ行った8回のライヴのうち、28日のテイクを収めたのが本作だ。当時40歳と、脂の乗りきった時期のライヴ。『ブルー・マスク』(1982)、『レジェンダリー・ハーツ』(1983)と同じ4人編成のバンドを率いたステージで魅了する。この日演奏されたのはルーのキャリアを通じてのベスト・セレクション。ヴェルヴェット・アンダーグラウンド時代の「スウィート・ジェーン」「僕は待ち人」「ホワイト・ライト・ホワイト・ヒート」「ロックンロール」や、ソロ転向後の名盤『トランスフォーマー』(1972)からの「ワイルド・サイドを歩け」「サテライト・オブ・ラヴ」などを含め、全13曲をプレイしている。ルー自身のヴォーカルとギターを中心に、ベーシックな演奏を聴かせるこのライヴだが、バックを務めるミュージシャン達も実力派揃い。元リチャード・ヘル&ヴォイドイズのロバート・クイン(ギター)や現在でもルーと行動を共にするフェルナンド・サンダース(ベース)、後にスクリッティ・ポリッティやマシュー・スウィートの作品でプレイすることになるフレッド・メイハー(ドラムス)を得て、タイトでありながら刺激的なステージ・パフォーマンスを堪能することが出来る。地元ニューヨークということもあり、ヴェルヴェット・アンダーグランド時代のマネージャーだったアンディ・ウォーホルの姿も観客席に見ることが出来るこの公演。常に自分を追い込んでいく緊張感と、ホームグラウンドであるがゆえのリラックスした演奏が交錯する、無二のライヴ作品だ。同1983年9月には同じラインアップでライヴ・アルバム『ライヴ・イン・イタリー』が発表されており、演奏曲目も似ているが、この時期の彼のステージを映像で見ることが出来るのは貴重。また、インタビュー嫌いで知られるルーがライヴ終演後、カメラに向かってカジュアルに語りかけているのも興味深い。
発売・販売元 提供資料(2012/06/13)