tengal6(テンギャル・シックス)待望のファースト・アルバム。多数のアーティストがテンギャルのプロデュースに名乗りを上げ創り上げられた意欲作。 (C)RS
JMD(2012/05/07)
多数のアーティストがテンギャルのプロデュースに名乗りを上げ創り上げられた、アイドルラップ史上最高傑作。「プチャヘンザ!」のプロデュースを行った「tofubeats」の参加は勿論、tengal6結成時からリリックを担当してきた、元ズットズレテルズ「呂布」や、WEEKENDの「泉水マサチェリー」、韻踏合組合のMC「ERONE」、餓鬼レンジャー「ポチョムキン」、関西のトラックメイカー「okadada」、以前に「ルービックキューブ」公式remixも担当した「Fragment」など多数のアーティストがプロデューサーとして参加した意欲作!!また、1stデビューミニアルバム「まちがう」の全トラックを制作した、坪光成樹がトラックを作り、tengal6のメンバー自らが、結成してからの一年を振り返ってリリックを書いた「6本のマイク」を聴けば、彼女達の確かな成長を感じ取れるハズ。
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発売・販売元 提供資料(2012/03/30)
昨年のミニ・アルバム『まちがう』とシングル“プチャヘンザ!”を経て完成した初のフル・アルバム。後者はフォーメーションでライミングを組み立てたtofubeatsのこだわりが極上のキュートネスを立ち上げた逸曲でしたが、本作は同曲もストーリーに組み込む恰好で、週末へ向かう浮き立った気持ちを気負いなく描いています。で、ワイワイしたノリで押すのではなく、楽しい時間は必ず終わってしまうという儚さや日常の憂鬱も淡々と伝えてくるのが最大の美点。okadadaや泉水マサチェリーら旬な制作陣による楽曲の質の高さはもちろん、常套句も仕込んだパンチラインやネタ選びの妙も楽しめるし、何より普通の女の子がいちばん魔法を持ってんな……という喋りそのもののヤバさに悶えてしまったり。本当に傑作!
bounce (C)出嶌孝次
タワーレコード(vol.344(2012年5月25日発行号)掲載)