元serial TV drama、現another sunnydayのヴォーカル伊藤文暁のソロ・アルバム。シュー・ゲイザーを髣髴とさせるサウンドと、J-POPでも通用しそうな流れるようにドラマティックな美メロに乗せて、シニカルとドリームを併せ持つリリックが"透明感溢れながらビロードのような手触り"と評された伊藤のヴォーカルで歌われる。Friendとenemyを合成した造語によるタイトル『frienemy』に相応しい、どこかほの暗さを感じさせる一枚。 (C)RS
JMD(2012/05/17)
かつて在籍していたserial TV dramaでも現在活動中のanother sunny dayのアルバムでも、ボーカリストとして、奇跡のような歌声を発揮している伊藤文暁がソロアルバムを完成させました。全曲の作詞作曲を自身で手がけ、盟友たちと心ゆくまでサウンドメイクし創り上げたこのアルバムでは、今までにバンド活動の中で見え隠れしていた、彼の本質があますところなく発揮されています。シューゲイザーを彷彿とさせるサウンドと、J-POPとしても通用しそうな流れるようにドラマチックな美メロ。そしてシニカルとドリームを併せ持つリリックが、「透明感あふれながら、ビロードのような手触り」と評された、伊藤の透明感のあるボーカルで歌われる。アルバムタイトルは frienemy(フレネミイ)。friendとenemyを合成した造語です。
UKプロジェクト
発売・販売元 提供資料(2012/03/28)
元serial TV dramaで、現在はストレイテナーのメンバーらを擁するanother sunnydayのヴォーカリストがソロ・アルバムを発表。スケール感のあるダイナミックなバンド・サウンドで、“Emily”あたりに顕著なマイブラ風味の甘くて夢心地なナンバーが揃っています。なかでもエモいメロディーラインがここでの肝でしょうか。表題は〈friend〉と〈enemy〉を合わせた造語だそうで、人懐っこい音だけど実は……みたいな感じ?
bounce (C)加藤直子
タワーレコード(vol.344(2012年5月25日発行号)掲載)