毎度リリース先の異なるジミー・エドガーの3作目はスペーシーでファンキ、エレガントなセクシーさを兼ね備えたダンス・ミュージックの歴史を更新する傑作に!(1)(7)のようなトロットロのエレクトロ・ファンク、(2)(6)辺りで窺えるハウス・ミュージックとベース・ミュージックの接近を反映した曲までデトロイトの神童と言われた彼の、そしてシーンの進化がハッキリ分かる傑作だ。
タワーレコード(2012/05/16)
10 代の頃からホアン・アトキンスやケヴィン・サンダーソンなどデトロイトのヒーローたちとステージをともにし、2006年にWarp からダークなエレクトロからニューウェーヴまでを網羅したデビュー・アルバム『カラー・ストリップ』で鮮烈デビュー。その後活動の場をヨーロッパに移し!K7 からセカンド・アルバム『XXX』をリリースしてきたデトロイトの神童。なんと新作はスキューバが率いるポスト・ダブステップの最重要レーベル、ホットフラッシュ・レコーディングスからのリリース!デトロイト発ベルリン経由の宇宙行きコズミック・エレクトロが遂にベース・ミュージックと美しき邂逅を果たした!スペーシーでありファンキー、さらにエレガントなセクシーさも兼ね備えた、ダンス・ミュージックの歴史の最先端に位置する傑作アルバム!もともとジミー・エドガーの作風でもあったダークなエレクトロから一変した今作。スキューバの新作のように明るめな曲が増えたが、デトロイトらしいコズミック感はさらにスケールを増しました!「トゥー・シャイ」や「タッチ・ユア・ボディ・タイム」のようにデイム・ファンクにも通ずるトロットロなエレクトロ・ファンクや「ディス・ワンズ・フォー・ザ・チルドレン」や「レット・ユアセルフ・ビー」のようにハウス・ミュージックとの接近が面白いシーンの動向をモロに反映した楽曲まで、デトロイトの神童の素晴らしい進化が窺えるアルバム!
P-VINE
発売・販売元 提供資料(2012/04/20)
デトロイトでテクノの洗礼を受け、現在はヨーロッパで活躍するジミー・エドガーのサード・アルバムがリリース。スペーシーでありファンキー、さらにエレガントなセクシーさも兼ね備えた、まさにダンスミュージックシーンの最先端に位置する1枚。 (C)RS
JMD(2012/04/02)
持てる個性のみでワープ~!K7と名立たるレーベルを渡り歩いてきた逸材は、いよいよ神童から殿下への階段を駆け上がっている。相変わらず錆び知らずで迸る黒光り具合は、ポスト・インターネット時代における広義のブラック・ミュージックをジェイムズ・ブレイク以上に体現している。ジャストでトバすこの音像がスクーバのホットフラッシュから登場するのだから、ついに時代がこの才能に追い付いたとしか思えない。
bounce (C)ヌーディーマン
タワーレコード(vol.344(2012年5月25日発行号)掲載)