ヴァイオリニスト、ヤッシャ・ハイフェッツ(1901-1987)の人物像に迫るドキュメンタリー
「神のヴァイオリニスト ヤッシャ・ハイフェッツ」が登場!
ヤッシャ・ハイフェッツの人物像に迫るドキュメンタリー「神のヴァイオリニスト ヤッシャ・ハイフェッツ」が登場! ハイフェッツと言えば、ポーカーフェイスの出で立ちで完全無比なテクニックを惜し気もなく披露しましたが、この演奏スタイルはハイフェッツの父から教わったもので、「演奏者は自分をひけらかすのではなく、演奏するために存在する」という教えからこのスタイルがうまれました。ポーカーフェイスの見た目からは思いもよらない、音楽は実に情熱的で魂を揺さぶるような音色によって聴衆を魅了しました。
■各チャプターの構成、見どころ
このドキュメンタリーではハイフェッツの生涯を様々な証言者をもとにまとめられています。
1.「神のヴァイオリニスト」/2.「師レオポルド・アウアー」/3.「アメリカへ」/4.「世界ツアー」/5.「カリフォルニア時代」/6.「編曲者としての活躍」/7.「愛国者としてのハイフェッツ」/8.「教育者として」/9.「友人たち」/10.「家族について」/11.「海と孤独」/12. 終わりに/13. クレジット
・「神のヴァイオリニスト」
名ヴァイオリニストがハイフェッツについて語っています。巨匠イヴリー・ギトリスは『神なきこの世への贈り物』と、またイダ・ヘンデルは『ヴァイオリンの曲ならなんでも信じられない正確さで弾いた。そしていつも情熱的だった。』と。この他、イツァーク・パールマンをはじめとした、名だたるヴァイオリニストが彼の演奏を激賞しております。
・「世界ツアー」
1920年から行われた世界ツアーの模様がおさめられています。注目すべきは1923年の関東大震災直後に日本に訪れた際の貴重な無声映像です。ハイフェッツは1917年に来日したことがありますが、その際に訪れた場所が変わり果てた姿にショックを受けます。しかし、すぐにチャリティー・コンサートを開き多くの被災者に対し心に染みる演奏をしました。演奏会はホール崩壊の恐れから野外で行われましたが、映像からもわかる通り数えられないほどの聴衆が集まりました。
・「カリフォルニア時代」
1930年代にカリフォルニアに移住した際の優雅な生活が見て取れ、趣味の卓球やテニスをする姿も見られます。
・「編曲者としての活躍」
ハイフェッツと言えば、ヴィルトゥオーゾを感じさせる難曲の演奏に注目されがちですが、彼は演奏者の技量、音楽性がダイレクトに伝わる小品ほど入念に練習し、また多くの小品の編曲も手掛けました。そして、クラシックだけにとどまらず、ジム・ホイルの名前で多くの歌謡曲の作曲していたことにも触れています。彼は、音楽のジャンルや曲の規模は関係なくどんな曲でも常に真摯な姿勢で演奏していたことがわかります。
キングインターナショナル
発売・販売元 提供資料(2012/03/23)
■プライベートな姿にも肉迫
このドキュメンタリーのもう一つの大きな魅力は、演奏家「ヤッシャ・ハイフェッツ」ではない、彼のプライベートなシーンを辿れることです。これはファンにはたまらない貴重な映像です。それは海が非常に好きだったハイフェッツの海岸で撮影された映像(チャプター11「海と孤独」)や、ハイフェッツ自身録画が好きだったことから残されている彼の伴奏者の映像、さらにはあのヘレン・ケラーがハイフェッツの楽器に触れながら楽しそうに音楽を感じている映像など、非常に興味深い内容ばかりが収録されています。また教師ハイフェッツとして、生徒に対していじわると思えるほど!? の非常に厳しいレッスン風景(チャプター8「教育者として」)など、教育者としての側面を垣間見ることができます。
■かつてない力作!超一級のドキュメンタリー
このドキュメンタリーを通じてハイフェッツの演奏を観ると、改めて巧みな技巧を見て取ることができますが、ポーカーフェイスの裏側に隠された、ハイフェッツの内なる叫びが演奏に表れているようにも思えます。演奏者として常にトップで居続けなければいけなかったプレッシャーと常に戦い、本当は孤独な人間であったようにも思えます。本作品で流れるハイフェッツ自身が編曲し愛奏した、ドビュッシーの亜麻色の髪の乙女や、名曲バッハのシャコンヌ、そして十八番のメンコン、チャイコンの抜粋映像を観ると、今までとは違った聴こえ方がするかもしれません。巨匠ヤッシャ・ハイフェッツを知る上で欠かせない貴重なドキュメンタリーの登場と言えましょう。
キングインターナショナル
発売・販売元 提供資料(2012/03/23)