2006年、シングル、"ザ・ボーイ・フー・ランアウェイ″で大ブレイクを果たし、ここ日本でも根強い人気を誇るUKの異端児、ミステリー・ジェッツがおよそ2年ぶりとなる4thアルバムを完成させた!2年ぶりとなる本作は、キャリア4枚目となるスタジオ・アルバム。テレンス・マリック監督の名作映画『Badlands(邦題:地獄の逃避行)』とキース・リチャーズの住む英サセックスの“Redlands”を掛け合わせて“Radlands(ラッドランズ)”と名付けられた本作。バンドが“夢だった”と語るアメリカでのレコーディングを敢行し、ロンドンに戻った後は敏腕ダン・キャリー(フランツ・フェルディナンド、ザ・キルズ、マイルズ・ケイン)と作業を共にした。充実した活動に裏付けられたミステリー・ジェッツの新たな名作がここに完成した!全員イギリスのテムズ川中流、イール・パイ・アイランド出身。80's、プログレッシヴ・ロック、サイケデリック・ロックを最新型UKインディー・ロックへと昇華させ、キャッチーなメロディと美しいコーラスでミステリー・ジェッツならではの音楽性を確立。Uncut誌やNME誌で大きく取り上げられ、ブロック・パーティやザ・クリブスらと共に注目を浴びた。ここ日本でも瞬く間に人気者となり、2006年のフジロックでの初来日を皮切りに幾度と来日。2010年、3rdアルバム『セロトニン』をリリース。2011年1月に来日公演を敢行、熱いパフォーマンスを披露した。
発売・販売元 提供資料(2012/03/08)
ミステリー・ジェッツがロンドンを離れ、テキサスはオースティンでレコーディングした4作目。アートワークから察するに、テキサスのレイドバックした環境が大きなインスピレーションとなったようだ。キラキラしたサウンドと哀愁のメロディーという意味では彼ららしい作品ながら、中盤のカントリー・ロック・ナンバーが新たなバンド像を印象付ける。女性シンガーとデュエットした“Roses"が実にいい感じ。
bounce (C)山口智男
タワーレコード(vol.343(2012年4月25日発行号)掲載)