Soul/Club/Rap
CDアルバム

Innervisions

4.6

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フォーマット CDアルバム
発売日 2012年04月03日
国内/輸入 輸入
レーベルAudio Fidelity
構成数 1
パッケージ仕様 -
規格品番 AFZ086
SKU 780014208622

構成数 : 1枚
合計収録時間 : 00:44:11
エディション : Gold Disc

  1. 1.[CDアルバム]
    1. 1.
      Too High
    2. 2.
      Visions
    3. 3.
      Living For The City
    4. 4.
      Golden Lady
    5. 5.
      Higher Ground
    6. 6.
      Jesus Children of America
    7. 7.
      All In Love Is Fair
    8. 8.
      Don't You Worry 'Bout A Thing
    9. 9.
      He's Misstra Know-It-All

作品の情報

メイン
アーティスト: Stevie Wonder

その他
エンジニア: Dan BarbieroAustin Godsey
プロデューサー: Stevie Wonder

オリジナル発売日:1973年

メンバーズレビュー

5件のレビューがあります
4.6
60%
40%
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ずっしりとした”重み”を感じるアルバム、というのがこのアルバムに対する個人的な印象だ。原液を薄めてあるのに、それでも結構”濃い”。だが、苦い薬がよく効くように、パワフルでミラクルな上質の果汁100%は五臓六腑に染み渡る。
冒頭のコーラスを聴いた一瞬で宇宙の果てまでワープする。うねるように波打つベースに揺さぶられながら、天空へと一気に駆け上がり、シャッフルされてコーラスのループへと戻される。「トゥー・ハイ」はその繰り返しだ。いきなりもの凄い楽曲からアルバムは始まる。
途切れることなく静寂が訪れる。宇宙空間のようでもあり、深う海の底のようでもある”内なるヴィジョン”だ。ここは本当に「愛の国」なのだろうか(?)。わからない。続く大都会の日常に蔓延る”抑圧”と”抵抗”を描いたドキュメンタリーのような「汚れた街」が終わると、決してプラトニックではない「ゴールデン・レディ」が待っている。後半の高揚は後の「アナザー・スター」のリフレインを想わせる。
レコードを裏返すと、このアルバムで特に惹かれる「ハイアー・グラウンド」が始まる。この曲の魅力を引き出してくれたのが大都会”東京”だ。行き交う人の波に揉まれて感じた”緊張感゛が、この曲の躍動するリズムとシンクロしてしまい、頭の中を旋回し続けたのだ。続くインタールードのような「神の子供たち」にもしっかりとしたファンクのスピリットが宿っている。それに気づいたのは、このアルバムと出逢って相当の年月が経ってからだ。楽曲の余韻を遮るように耽美なバラード「恋」が始まる。ジョン・レノンの「ラヴ」よりも「オー・マイ・ラヴ」に近い、静かなエモーションを感じさせる佳曲だ。そんな”恋”の美しさに陶酔していると、突然、ラテンの旋風が吹いてくる。「くよくよするなよ」だ。自信を失くして折れそうになった心を力強く励ましてくれる。やがて熱量を持ったカーニバルは終わる。最後に穏やかに始まる「いつわり」は、軽いゴスペルのようにも聴こえる。ゆったりとした旋律に乗せて、呪文のように” He's Misstra Know It All”と繰り返され、そのうちに”真実”と”嘘”、”善”と”悪”の区別がつかなくなってくる。
もの凄いアルバムだ。
0
これは素晴らしい。
Stevieの最高傑作に推す人間が多々いるのも納得の内容。
歌物も踊れる楽曲も収録していながら、ここまで一枚としての流れの完成度が高い作品は滅多に耳にしない。
前半部分に代表的な楽曲を収録しているが、僕は"⑧Don't You Worry'Bout A Thing"と"⑨He's Misstra Know-It-All"の流れに強く心打たれる。
どこを切っても色褪せない名盤。
2008/04/25 yasuさん
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