ブラーのフロントマンにしてゴリラズの仕掛け人デーモン・アルバーンが、レッチリのベーシスト、フリーと、アフロ・ビートを確立したといわれるドラマー、トニー・アレンとタッグを組んだ噂のバンドが遂にベールを脱ぐ! (C)RS
JMD(2012/02/27)
ブラーのフロントマンにしてゴリラズの仕掛け人デーモン・アルバーンがレッチリのベーシスト、フリーとアフロ・ビートの代名詞でもあるドラマー、トニー・アレンとタッグを組んだその名もロケット・ジュース・アンド・ザ・ムーン。エリカ・バドゥにヒプノティック・ブラス・アンサンブルなど豪華アーティストも参加、オールスター級のミュージシャンによる夢の企画が遂に登場!トニー・アレンのアフロ・ビートにフリーのベースが絡むだけで音楽ファンはよだれを垂らして喜びそうなものだ。二人の匠が作り上げる最高にグルーヴィーなビートの上、超豪華ゲストの歌声や、ホーンが響き渡る。制作は西ロンドンのデーモンのスタジオや、ダラス、シカゴ、パリなど世界中で行われたという。さらにミックスをベーシック・チャンネル、リズム・アンド・サウンドのマーク・アーネスタスが担当し磨きをかけた。ビートだけ聞くとアフロ・ビートに聞こえるが、ソウルフルであって、ファンキーであって、ダビーであって、ジャジーでもあって、ロックでもある。つまりは素晴らしい音楽にはジャンルなんて全く関係のないということ。これはまさにフェラ・クティとサン・ラとキング・タビーが現代に蘇って、ジョージ・クリントンと一緒に作品を作ったかのような傑作だ!
発売・販売元 提供資料(2012/02/24)
デーモン・アルバーン。この夏限定で復活し、その後は終焉を迎えそうなブラーに加え、こちらも終わってしまいそうなゴリラズ、さらに最近ではDRCミュージックなど、何かと世間を賑わせている彼。さながらワーカホリックと言えそうだが、これが噂のニュー・プロジェクト、ロケット・ジュース&ザ・ムーン。レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリー、グッド・ザ・バッド&ザ・クイーンなどで共演歴のあるトニー・アレンとの3人によるバンドだ。ファースト・アルバム『Rocket Juice & The Moon』には、エリカ・バドゥにサンダーキャット、ゴリラズでも共演していたヒプノティック・ブラス・アンサンブル、マリのシンガーのファトゥマタ・ディアワラ、同じくマリのキーボード奏者であるシェイック・ディディアン・セック、ガーナのラッパーであるM・アニフェストらが参加している。アフロビート云々を超越した独特の浮遊感を持つリズムをトニーが奏で、そこにフリーのベースが絡んだ、どこか宇宙空間へと誘ってくれそうなファンキー・チューンの数々。〈アフリカ〉をフィーチャーしつつも、世界標準的なサウンドが展開されていて、何とも気持ちいい。5月中旬には『Dr Dee』なるソロ・アルバムも発表し、ボビー・ウーマック作品のプロデュースもあるというのだから、いやはや。
bounce (C)栗原聰
タワーレコード(vol.343(2012年4月25日発行号)掲載)
ブラー/ゴリラズのデーモン・アルバーンにレッチリのフリー、さらにフェラ・クティと共にアフロビートを作り上げたトニー・アレンによる新バンドのデビュー・アルバムが到着! ゲストにエリカ・バドゥ様やサンダーキャットも参加!! トニー・アレン独特のアフロビートにフリーの変態ベースが組み合わさってマジカルなことに。さらにデーモンの上モノ、ダビーな音像も相まって極楽リズム桃源郷となっております。これはライヴ観たいぞ。誰か、呼んで!
intoxicate (C)梶丸基史
タワーレコード(vol.97(2012年04月20日発行号)掲載)