これまでヴァーヴ・レコーズより2枚の作品をリリースするなど注目のオランダ人ジャズ・シンガー、キム・ホォールウェヒが、敬愛するペギー・リーのレパートリーを取り上げたサード・アルバム。"ソフト&クール"と評されたペギー・リーに迫る艶やかで伸びのある声質と、大舞台を経験して更に増した表現力で、自身のジャズ・シンガーとしての実力を大きく開花させた一枚。 (C)RS
JMD(2012/04/02)
2007年当時、オランダが誇る国民的シンガー、トレインチャを招きヴァーヴより最年少女性アーティストとしてデビューをし、オランダ・ロッテルダムで開催されるノース・シー・ジャズ・フェスティバルにも登場するなどジャズ・ファンからも高い評価を得たキム・ホォールウェヒ。3作目となる本作は、トレインチャのプロデュースでも知られるオランダで人気の老舗ジャズ・コンボ、ザ・フーディニズと共に録音。今年で没後10年となるペギー・リーゆかりの「Fever」、「Black Coffee」、ベニー・グッドマン楽団の専属歌手として活動していた彼女の名を知らしめた「Why Don't You Do Right?」、ディズニー映画『わんわん物語』よりペギー・リー作曲の「彼がトランプさ」など全12曲を収録した作品となっています。「ソフト・アンド・クール」と形容されるペギー・リーの歌声にも匹敵する柔らかで絶妙な艶やかて伸びのある声質の彼女。大舞台を経験し表現力がさらに増してジャズ・シンガーとしての力強さと優しさが伝わってきます。単なる「美人シンガー」ではない、才色兼備の期待の新星。キム・ホォールウェヒの歌唱をご堪能下さい!パリの街並をバックに録画されたシングル曲、「Where or When」と「Shady Lady Bird」のミュージック・ビデオを収録したDVD付き。
インパートメント
発売・販売元 提供資料(2012/02/20)
約5年前に15歳でヴァーヴからデビューしたオランダの女性ジャズ・シンガーによる3作目。トレインチャ作品をプロデュースするなどして人気のコンボ、フーディニズと共にペギー・リーゆかりの曲を集めて録音されている。若々しいが艶やかでもあるヴォーカルと、夜の都会が似合うシャキッとしたジャズ・サウンドの相性は抜群。ペギー・リーの味わいとは大きく異なるものの、伸び伸びした歌いっぷりがとても良い。
bounce (C)内本順一
タワーレコード(vol.342(2012年3月25日発行号)掲載)