前作収録の''Sometimes I Cry''でグラミー賞<ベスト・トラディショナル・R&Bパフォーマンス>ノミネートの栄誉を授かったベネイ。6作目となる本作も、スムース極まるステッパーズ・ソウル(1)、新婚の幸せを歌い上げロング・ヒットしたバラード(3)、リル・ウェインとの共演(5)ではアル・グリーンばりのスタイルを披露するなど、<トラディショナル>という言葉を背負うにふさわしい傑作に!
タワーレコード(2012/04/24)
リアル・ソウルの伝道者、エリック・ベネイの6枚目となるオリジナル・アルバム。大ヒット・アルバム『愛すること、生きること。』『ロスト・イン・タイム』に続き、セブンティーズの香り漂う正統派R&Bアルバム。今回も娘のインディアとのデュエットを披露している。 (C)RS
JMD(2012/02/02)
コンスタントなリリースを続ける彼の6作目は自身の新レーベルから。オーセンティックなソウルの薫りに独自の洗練性を染み込ませた作風は近年の2作を継承するもので、先行カット“Real Love"からして前作での“Sometimes ICry"に匹敵する名曲! 昨年の再婚で幸せの真っ只中にある状況も作用したのか、喜びが溢れ出るかのようなファルセットもいつも以上に輝いて響く。他にも“NewsFor You"がEW&Fやメイズ的だったり、“Redbone Girl"がアル・グリーンだったりするあたりにもニヤリとしてしまうだろう。コラボではその“Redbone Girl"でのリル・ウェインの登場も耳を惹くが、愛娘のインディアもシンガーとして順調に成長しているようで微笑ましい。今作も素晴らしくべネイらしい逸品だ。
bounce (C)佐藤ともえ
タワーレコード(vol.343(2012年4月25日発行号)掲載)