架空のサウンドトラックとして発表された前作『Ma Fleur』から一転、ライブ・パフォーマンス・プロジェクト<In Motion>で実演した楽曲をスタジオで再録した今作は原点回帰と言える内容。ルネ・クレールの映画『Entr'acte』に新たな息吹を吹き込むべく、新鋭ドリアン・コンセプトとオースティン・ペラルタを迎え、独特のモダニズムと美しいサウンド・スケープで表現。
タワーレコード(2012/03/22)
『In Motion』と題し、核となるメンバー、ジェイソン・スウィンスコー自らが選んだミュージシャン達と映像に生演奏で音を付けていくライブ・パフォーマンスで実演した楽曲を、新たにスタジオで再録音した音源。いずれの収録曲も斬新かつアヴァンギャルドな映像作品からインスピレーションを得て制作されており、彼らの魅力が最大限に映し出されている。中でもシネマティックによる楽曲は、現代アメリカ写真界の巨匠ポール・ストランドと写真家チャールズ・シーラーが1921年に制作した『Manhatta』、マルセル・デュシャンやマン・レイ、エリック・サティなど前衛芸術界の名士たちが出演した事でも有名なルネ・クレール監督『Entr'acte』を使用しており、シネマティック独特のモダニズムと美しいサウンド・スケープで表現している。また今作には15歳からジャズ・ピアニストとして活躍する“ジャズ貴公子”ことオースティン・ペラルタや、2010年のSonarSound Tokyoにフライング・ロータスのキーボード奏者として参加した、新世代ビートメイカーのドリアン・コンセプト達も参加している。本作は彼にとって新たなそして大きな一歩となる作品。
DIS
発売・販売元 提供資料(2012/01/31)
今までの作品と比べても際立って美しく、幻想的なTCOの新作。ライヴで映像と音をリンクさせる実験的プロジェクト「in Motion」での実演楽曲をスタジオで再録。ジャズ・ピアニストのオースティン・ペラルタ、新世代ビートメイカーのドリアン・コンセプトら参加アーティストの儚く美しい旋律やエレクトロニクスがストリングスに色を添え、目眩く音世界はただただ美しい! ラストの壮大なオーケストレーションにはグッときます。
intoxicate (C)今瑞穂
タワーレコード(vol.97(2012年04月20日発行号)掲載)