これは本物です。WARPやLAビート・シーンとの同時代性を感じさせる、日本発の注目トラック・メイカーがデビュー。オウテカとフライング・ロータスとクラークが三つ巴になったような驚異のIDMサウンドが、深淵なビーツ・エクスペリメントへと誘う。ナムやサイドラム、オーガといった先達らに連なる職人技と、現在のビート・メイカーに通じる同時代性を併せ持った逸材!
タワーレコード(2012/03/13)
“IDM を纏ったビート・ミュージック” というべきか、それとも“テン年代型IDM” というべきか。カリフォルニア芸術大学で学んだ確かな技術 -サウンド・デザイン、プログラミング、エンジニアリング… etc- を基礎とし、IDM とビート・ミュージックを主成分にエレクトロニック・ミュージックを構築していく日本発の超大型トラック・メイカー=eli walks満を持してデビュー・アルバムをリリース!叙情的でアトモスフェリックな旋律と立体的な音像。繊細にして大胆、美しくスリリングなエレクトロニック・ミュージック!Clark、Autechre といったWARP 勢~ IDM・エレクトロニカ、そしてLow End Theory やBRAINFEEDERを中心とするUS ビート・ミュージック~ UK ベース・ミュージックのリスナーまで、確実にアプローチ出来る衝撃のデビュー・アルバム!全10 曲が収録された本作は、ノイジーな残響音を残す骨太なビート、そしてそのビートが織り成す多彩なパターン、先の読めないスリリングな曲のアレンジなど、オウテカを彷彿とさせる場面が散見できる。メロディも特徴的で、エレクトロニカ系のアーティストが好みそうなセンチメンタルなところから、エレクトロにも通じる高揚感漲るものまでと幅広く、曲ごとに、また曲中でも巧みに使い分け起伏を作り上げている。さらにアルバム全体に散りばめられた電子ノイズが繊細さや大胆さを演出しているのも特筆すべき点で、ジリジリと遠くの方で鳴るかと思えば、霧のように曲全体をノイズで包み込んでみたり、ベースやビートと連動したりと細やかに配置転換することで音に立体感を生んでいるのだ。このように、いわゆるビート系と分類されているアーティストたちと一線を画するのがeli walks の面白さであり、ビート・ミュージックの進化・未来を予感させてくれる匂いをも嗅ぎ取れるだろう。
ブリッジ
発売・販売元 提供資料(2012/03/09)
ブレインフィーダーやモードセレクターの来日公演におけるライヴ・パフォーマンスを目の当たりにした早耳から、すでに熱い注目を集めまくっている逸材がついに解禁。ワープ由来のノスタルジックなIDMを、エレクトロニカや美麗ポスト・ロック・クラスタのカタルシスにブッ込んだまま、ブロステップの無邪気さで縦横無尽に振り回すのだから、聴く側も踊り狂いながら涙腺崩壊の刑にあって大変だ。さらにクラークとフライング・ロータスがガチでセッションしたようなこのスタイルが、東京からこれだけ嫌味なくストレートに投げ込まれる意味も大きい。手癖にまみれた日本産の電子音楽を遠目に見ながら、本作が〈ハドソン・モホークやラスティへの日本からの回答〉と謳われるのなら、あまりにも出来すぎ。
bounce (C)ヌーディーマン
タワーレコード(vol.342(2012年3月25日発行号)掲載)