メアリー・J. ブライジをはじめ、多くのアーティストの楽曲でサンプリングされている1972年のヒット曲「Clean Up Woman」で有名なマイアミ・ソウルを代表する女性シンガー、ベティ・ライト。近年はプロデューサー等で腕を振るっていた彼女が、ヒップホップ・バンド、ザ・ルーツとのコラボレーションで約10年振りに完成させたアルバム。ザ・ルーツとの共演盤ということで、プロデュースはもちろん、クエストラヴ(と彼女自身)。アル・グリーンやブッカー・T. ジョーンズ作品の間違いのない仕事ぶりもきわめて高い評価を受けている彼だけに、仕上がりは極上。オールドスクールでありながらもモダンな、古くからのファンも現行R&Bファンも納得の最高の作品となった。
P-VINE
発売・販売元 提供資料(2012/02/07)
〈マイアミ・ソウルの女王〉として60年代から活動するヴェテラン、ベティ・ライトがルーツをバック・バンドに従えて10年ぶりとなる新作をリリース! 円熟味を増した貫禄のディープ・ヴォイスに痺れるのはもちろん、モダンでフレッシュなヴィンテージ・サウンドにも息を呑む。愛弟子ジョス・ストーンとの息の合った優雅な共演をはじめ、敬愛する女王のために駆けつけたリル・ウェインやスヌープ・ドッグらとの絡みも聴きモノ。
bounce (C)池田貴洋
タワーレコード(vol.339(2011年12月25日発行号)掲載)