バーデン=バーデン&フライブルクSWR響 新首席指揮者ロト、鮮烈デビュー!
マーラーの「巨人」2011年秋新録音
2011/12年のシーズンよりバーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団の首席指揮者に就任したフランソワ=グザヴィエ・ロト。ロトがあらたな手兵を指揮してマーラーの第1交響曲を演奏したアルバムは、首席指揮者就任から間もない時期の2011年秋にライヴ収録されたものです。
1971年パリに生まれたロトは、クラシック音楽の祭典「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」への度重なる出演を通じて、日本のファンにもその名前が浸透しつつあるフランスの指揮者。過去の「ラ・フォル・ジュルネ」では、2003 年に自身が創設したピリオド楽器の室内オーケストラ「レ・シエクル」を率いての登場でしたが、ロンドン交響楽団やトゥールーズ・キャピトル管弦楽団、マリインスキー劇場管弦楽団、パリ管弦楽団へも定期的に客演していることから、ロトの人気と実力のほどが窺えます。
マーラーの第1交響曲は、ロト率いるバーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団がドナウエッシンゲン音楽祭期間中の2011年9月に本拠フライブルク・コンツェルトハウスで行われた首席指揮者就任演奏会でも取り上げたプログラム。その意味では、当アルバムは熱狂に包まれた記念すべきデビューの再現ともいうべきもので、今後の展開におおいに期待をつなぐ内容となっています。
いっぽう、1946年に設立されたバーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団は、当初のハンス・ロスバウト以来、ミヒャエル・ギーレン、シルヴァン・カンブルランといった顔ぶれが歴代首席指揮者を務め、なかでも後期ロマン派から近現代にかけてのレパートリーにすぐれた実績を示してきたオーケストラ。マーラーのレコーディングでは、ギーレンがクック版による第10番全曲も含めた交響曲全集を完成させたことからも、マーラー演奏に対する適性とたしかな実力はすでによく知られるところです。ちなみに、ギーレンとの全集録音中、第1交響曲は2002年のライヴ収録だったので、このたびのロトとの新盤は、当楽団にとって9年ぶりのライヴ録音ということになります。
カップリングは、ヴェーベルンの「夏風のなかで」。2012年2月に予定される当コンビの来日公演曲目である、この作品でも十分な仕上がりを確かめることができます。
キングインターナショナル
発売・販売元 提供資料(2011/12/09)
■フランソワ=グザヴィエ・ロト
1971年パリに生まれたフランスの指揮者。父はオルガニストで作曲家、教育者としても高名なダニエル・ロト。指揮者に転向する以前はフルートも学んでいたため、パリ音楽院でアラン・マリオンとヤーノシュ・フュルストのもとで研鑽を積み、ロンドンのドナテッラ・フリック指揮コンクールで第1位を獲得。この受賞により、ロンドン交響楽団のアシスタント・コンダクターに任命され、ジョン・エリオット・ガーディナーのアシスタント・コンダクターも務めることになる。
これに並行して、ロトはアンサンブル・アンテルコンタンポラン、カーン劇場と密接な関係を築き、さらにトゥールーズ・キャピトル管弦楽団、マリインスキー劇場管弦楽団、パリ管弦楽団とも関わりを深め、2003年9月にパリ音楽院の指揮科教授となる。2011年9月にはドナウエッシンゲン音楽祭/フライブルク・コンツェルトハウスにて、ヴェーベルン、ブーレーズ、マーラーの交響曲第1番を指揮して、バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団の首席指揮者としてデビューを果たす。
ロトのレパートリーは幅広く、17世紀から現代作品に至るまで、また交響曲、オペラ、室内楽など、精通するジャンルも多岐に亘る。2003年に、ピリオド楽器の室内オーケストラ「レ・シエクル」を創設、ときにはモダン楽器も柔軟に使用して多様なプログラムを取り上げている。「レ・シエクル」とは、日本のラ・フォル・ジュルネのほか、フランス、イタリア、ドイツ、イギリスで公演を行っている。
今後、ロトはバーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団との来日公演のほかに、ロンドン響、ロッテルダム・フィル、ベルゲン・フィル、アンサンブル・アンテルコンタンポラン、フィンランド放送響、グルベンキアン管、ミュンヘン室内管との共演に加えて、「レ・シエクル」とはケルンのフィルハーモニー、ブリュッセルのクララ・フェスティヴァル、ラインガウ・フェスティヴァル、ローマの聖チェチーリア音楽院ホールでの公演が予定されている。
キングインターナショナル
発売・販売元 提供資料(2011/12/09)