1990年代半ばに起きたボスニア紛争を舞台に、日常的に性的な拷問が横行していた収容所の管理人(セルビア人)と、紛争の被害者の女性(ボスニア人)との恋愛を描いたこの作品。アンジェリーナ・ジョリーは監督だけでなく脚本も手がけ、その出来はセルビア人兵士(管理人)と恋に落ちるボスニア人女性を演じたザナ・マルヤノヴィッチが「(紛争が起きた)地元の人が書いたと思っていた」と言うほど、彼女が精魂込めて撮った作品である。紛争と恋愛という、一見正反対な題材を扱ったこの作品は主人公の男女の愛や戸惑い、武器を持って戦うことのむなしさや恐ろしさ、不安が伝わるとすでに大絶賛。音楽を担当するのは、80年代後半からフランスで「ベティ・ブルー」や「ラ・マン -愛人-」などの大作で絶賛され、その後ハリウッドに進出。そして、96年の「イングリッシュ・ペイシェント」ではアカデミー賞を受賞したガブリエル・ヤレド。そしてU2のサイドプロジェクトの"Passengers"名義で発表された「Miss Sarajevo」や、ヤレド作曲によるヴォーカルトラック、その他、バルカン音楽なども収録され、映画同様、印象的なトラックを網羅した大注目のサントラ盤!
発売・販売元 提供資料(2011/12/15)
渾身の初監督作に、ヤーレならではの優しさが注がれる
『最愛の大地』(2011)
サウンドトラック
音楽 ガブリエル・ヤーレ
監督 アンジェリーナ・ジョリー
主演 ザナ・マリアノビッチ、ゴラン・コスティッチ
社会活動面の積極的なアプローチでも知られるスター、アンジェリーナ・ジョリーの初監督作。ボスニア紛争時の、セルビア人兵士と、ボスニア人女性の許されない愛を描く。俳優もサラエボ出身を配置し、セルビア語、ボスニア語で映画化。音楽は、華麗なばかりではないハリウッド作品の担当も増え、世界が広がるガブリエル・ヤーレ。悲しく美しくまさに現地のヒット・ポップスのような「ホエン・ザ・ハート・ダイズ」をサラエボ出身の女性シンガー、ナターシャ・ミルコビッチが高らかにうたう(ミルコビッチ詞/ヤーレ曲)。ヤーレならではの美しいメロディのストリングスも聴けるが、テーマ・メロディのバリエーションとしての悲しげに美しいタッチも。後半は、95年にボノらが発表した企画盤「パッセンジャーズ」から、あのパヴァロッティも参加した「ミス・サラエボ」、そして、現地のアーティストたちのフォーク&ロックという珍しい音源を。 (C)馬場敏裕
タワーレコード